DAY ONE — 水曜日「暮らしを整える」
朝のプールは、久しぶりに賑やかだった。
8人が集まり、Mozaも久しぶりに姿を見せてくれた。最後はスプリントで締めくくる。人数が増えるだけで、プールの空気はこんなにも変わるものだ。
練習を終えると、今日もフタバガキのお世話。明日の午後まで来られないから、土がしっかり潤うまでたっぷり水をあげた。少しずつ増えてきた芽を見ていると、植物も人も焦らず待つことが大切なんだと教えられる。
そして、いつものように自転車にまたがる。
今日もマウントフェイバーを二本。
218本。貯金は36。
400回という目標はまだ先だけれど、この「36」という数字が少し心強い。毎日同じ坂を登っているつもりでも、気づけば未来への余裕が積み重なっている。
今日は改めて、自分の食事を眺めてみた。
朝はオートミールに小豆、ブルーベリー、りんご、バナナ、レーズン、チアシード、きなこ、シナモン。オーツミルクでまとめた、いつもの一皿。彩りも栄養もたっぷりで、一日の始まりにぴったりだ。
昼は日曜日に作っておいたサラダがまだ残っていた。リンゴ酢とオリーブオイルのドレッシングに、ロメインレタス、アボカド、卵を加え、ホールウィートのラップで包む。無駄なく最後まで食べ切るのも、小さな満足感につながる。
夕方の練習前には、自分で握ったおむすび。
派手さはない。でも、自分で作ったものを自分の体に入れる安心感がある。
午後のAngelsも元気いっぱい。子どもたちの声がプールに響くと、一日の疲れもどこかへ消えていく。
夜は久しぶりにスタービスタからホランドビレッジへ。
漫画を読みながらビールを一杯。
慌ただしい一日ではなかった。でも、退屈な一日でもなかった。
今日の写真を見返す。
朝のマウントフェイバーから見下ろす景色は、空の青が昨日より深く、ケーブルカーがゆっくりと街を横切っていく。
ハーバーフロントでは、自転車越しに穏やかな海。ここはもう、自分にとって一日の区切りをつける場所になった。
食事の写真を見ると、「体は食べたものでできている」という当たり前のことを思い出す。72歳になっても毎日坂を登れるのは、この積み重ねのおかげなのかもしれない。
そして夜のスタービスタとホランドビレッジ。
人が集まり、笑い、食事をし、それぞれの夜を楽しんでいる。その中で一人、漫画を読みながらビールを飲む時間も、今の自分にはとても心地いい。
若い頃は「もっと頑張らなければ」と思っていた。
今は、「今日もよく過ごせたな」と思える。
それだけで十分幸せだ。
坂を登ること。
木を育てること。
選手たちと笑うこと。
自分で作ったご飯を食べること。
そして、一日の終わりに静かな時間を楽しむこと。
そんな一つひとつが、今の私の人生を形作っている。
明日もまた、同じように朝が来る。
そして私は、きっとまた自転車にまたがって、マウントフェイバーへ向かう。🚴🌱






