・ゴミシナリオ撲滅委員会㉓ 「厭談夜話」 第三十二話「死んだふりごっこ 後編」 |  想 

 想 

想う事は人それぞれ
良い事も悪い事も

常連の厭談夜話ですw

前半は簡単に説明すると、話してる人(男)の友達(男)が妻が死んだふりをして来る様になって、それがどんどんエスカレートして困ってると

話してる人は不動産屋で働いていてこの人の紹介で買ったマンション

…という話だったんだが

 

後半は前半最後に妻の体があちこちに曲がってどう見ても生きてるわけが無い、さすがにこれは死んだふりじゃない…って思ってたのに生きてて関節とかを戻して平然と立ち上がる所からスタート

そしてお風呂に入っていると妻に沈められて死にそうになると

「あなた…お風呂で溺れる人の真似、上手ねえ。」

と言われる

その話を友人(不動産屋)に言い、きっとあのマンションでは過去に死んだ人が沢山いて妻はきっとその場面を再現しているんだろうと

しかし友人はそんな事無いと言う

「新築だし…それに…お前が買ったのはマンションじゃなくて…新築の一戸建てだぞ?」

そう言われたらマンションでは無く一戸建てだった事を思い出し何でマンションだと思ったのか考える

友人(不動産屋)「あの土地は以前から野ざらしの空き地だし、過去をさかのぼっても集合住宅が建っていた記録はどこにもないぞ?」

そして三日前に奥さんから電話があって「最近、旦那が死んだふりをして、私を驚かせてくるんです。 この前なんかは、浴槽に沈められそうになって…」と逆の事を言われていたと

友人は買い戻し別の業者に売り、その業者は30部屋ほどのマンションを建設したと

すると五年の間に六人が死に、それが旦那から聞いた物と全く同じだったと

それは土地が未来を予言してその通りの出来事が起きた…って感じで終わり

 

いやいやいや、ほんとヒドいな

相変わらずとしか言いようが無いが

まずタイトル

タイトルって内容の本質などを現す物じゃん

結局これだと何も内容と関係無いんだわ

わかりやすいタイトルにして先にオチがわかるのはアホだけど、そうじゃないタイトルをどう付けるかがセンスだと思う

「カレー屋」ってタイトルだったのに結局カレー屋が潰れた後に出来た牛丼屋の話だったら「は?」ってなるだろ

次、内容

過去の怨念とかの染み付いた土地でそういう事が起きたならまだ理解出来る

しかし未来に起きる事を土地がどういう事でそれを受信?して、それを住人に再現させたのか

過去ならあり得るかもだけど、未来ならあり得ないんだわ

しかも人とかでは無く土地ってさあ

仮に未来の怨念を土地が受信したとしよう

で?

何でそれをやらせたん?

理由は?

意味は?

何も無いだろ

これが人で、やろうと思ってる事の練習をしていたとかならまだ理由や意味があるんだけど人じゃなくて土地だしべつに練習する物でも無いしさせる必要性が無い

理由や意味がもしかしたらあったかもしれない

じゃあ何で出来たん?

マネが出来たかもしれないけど関節ゴキゴキであちこち曲がってたのを何事も無く戻せはしないだろ

ただこれは旦那からの話で、奥さんは旦那がやって来たと言ってる

どっちが本当なのかわからないし、どっちも本当じゃないかもしれない

土地が両方に同じ様に思わせただけで現実では何も起きておらず脳内だけ

だからゴキゴキでも何とも無かったとか

そういう事は書かれていないので知らんけど

でもこれだと一応可能というか

最後まで「未来の予言」で終わらせたけど、普通に「そういう事をやらせたかった」だけで済む

こういう事をしたかった、実現した

これだけだろ

そんなもん予言でも何でも無い

「暑くてコーラ飲みたいなあ」

数分後コーラを飲む

これは予言か?

ただの実行だ

人間だったら明確だが、土地だとしても未来の予言というよりはやりたかった事の実現の方が現実味がある

だが予言って事にした方が話がデカくなるので気付かなかったふりをして「予言」なんて事にしたんだろうな

くだらない

 

実際にあったのかそう思わされていただけかはわからないが、あったと思ってた事は事実だとする

なのに何で誰にも途中で相談とかしないのか

六人が同じ死に方、って事で六回という事が確定

さすがに三回目辺りで誰か、それこそこの不動産屋の友人に言うと思うのに六回目が終わってからようやくは遅過ぎんか?

それも一軒家をマンションって思わされてた様に土地がそう思わせてた(まだ他人に話す程じゃない、とか)のかもしれない

でもそれなら六回目が終わってもそのまま他人に話そうと思わせる必要無いと思うんだが

夫婦がそのまま住んでるとマンションにならなくてその未来にならないからいなくならせる為に他人への相談を出来る様にした?

 

それに一軒家を買い戻して別の業者に売り、そこに30部屋ほどのマンションを建てたと

絵だとたぶん五階建てって感じなので各階六部屋(それぞれ横二部屋分くらいあるっぽいから横十二部屋分?)

そこそこの広さがあると思うんだけど、一軒家は横二部屋分くらいの普通のサイズだったからそこの土地を買ってマンション?

大きさ全然合わないじゃん

じゃあ他にも何軒か新築の一軒家を建てた住宅地だったのか?

「あの土地は以前から野ざらしの空き地」

って言ってた

絵だと周りは山や森みたいなのが見えるので市街地から離れてそう

こういう事が起き、売ったのはこの友人夫婦しかいない

という事は山の近くでけっこう広い土地にぽつんと一軒家だけが建ってた事になる
そんな所に新築だろうが誰が住むのか

友人は仕事もちゃんとしてた(「明日朝から会議」って言ってたから市街地にある会社のはず)

周りに他の家も無い山の近くを買うか?

俺なら買わないと思うし、不動産屋だってそれを普通勧めないと思うんだよなあ(しかも友人に)


もう一つ

マンションになって六人が亡くなった、と

どこで?

元々の友人の家があった所と同じ所じゃないとおかしいよな

家は横幅二部屋分くらいの二階建て

例えば101と506で起きてたら元の家とはどっちか確実に違う

これが縦で101、201、301、401…とかならまだわかる

ちょうど引っかかってて101と202とか程度もまあ

それ以上は明らかにおかしい

そういうのがあれば言うはずだから何も言わないって事はそれぞれが離れてるという事

おかしいよなあ

 

設定がどれもおかしい

こうだからこうなる=理解、納得

だけど

それだとそうはならない=理解も納得も出来ない

この原作者の話はいつもそういうのだからゴミシナリオ撲滅委員会の常連なんだよ

何でおかしいと思わないのか

絵の担当の人やサンデーの編集の人とかも誰も何も思わないのか

理解出来ん