決める? それとも 持つ? | こころとからだを癒す茂原の医師のブログ

こころとからだを癒す茂原の医師のブログ

あたまとこころとからだをテーマに
日常生活や診療での気づきを綴ります.

みなさん、こんばんは。

こころとからだを癒す

茂原(もばら)の医師 

永野 修です。

 

 

「なるほど、決めるのではなく、

持つなのかもしれない」

 

3月にこの本を購入して、1日1話ずつ

読むことを続けています。

 

「1日1話、読めば心が熱くなる365人の

仕事の教科書」

 

その中で、全日本柔道男子代表監督の

井上康生さんが書かれた文章がありま

した。

 

=================

~略~

 

 あと大事にしてきたのは覚悟を持つ

ことです。オリンピックほど生きが

い、やりがいを感じられる場はありま

せんが、一方でその過程においては、

苦しいことや辛いことの連続であり、

様々な犠牲も払わなくてはなりませ

ん。そういう中では、人間そこまで強

い存在ではないので、本当の意味で覚

悟を持たなければ、どうしても挫折し

たり、諦めたりということになってき

ます。ですから、監督となった時に、

選手やスタッフたちにも、「覚悟を決

めよう」という話を一番最初にしまし

た。

 

 たた、先週、平昌オリンピックのス

ピードスケートで金メダルを獲得した

小平奈緒さんの講演会を聴きにいった

のですが、彼女がこんなことを言って

いたのです。

 自分はコーチによく覚悟を決めろと

言われてきたけど、覚悟は外から言わ

れて決めるものじゃない、覚悟は自分

自身で持つものなんですと。私はいつ

も「覚悟を決めろ」と選手に指導して

いましたから、恥ずかしい思いをしま

して、これからは「覚悟を持とう」と

いうように指導していかなくてはいけ

ないと思っているところです。

 

=================

 

なるほど、なるほど。

 

「覚悟を決めるのは自分」

「覚悟は自分自身で持つもの」

 

あらためて覚悟という言葉について辞

書で調べてみるとこうありました。

 

=================

1 危険なこと、不利なこと、困難なこ

とを予想して、それを受けとめる心構

えをすること。「苦労は覚悟のうえ

だ」「断られるのは覚悟している」

2 仏語。迷いを脱し、真理を悟るこ

と。

3 きたるべきつらい事態を避けられな

いものとして、あきらめること。観念

すること。「もうこれまでだ、と覚悟

する」

4 覚えること。記憶すること。

5 知ること。存知。

(デジタル大辞泉)

=================

 

なるほど。

 

それならば、僕は今までの人生で

「覚悟を持つ」なんてことはしてきたの

だろうか?

 

もしかすると、1つ1つの手術や放射線

治療では、その結果に対する覚悟は

持ってきたように思うけれども、

人生をかけたような大きな覚悟を持って

挑戦してきたことはないのかもしれない。

 

そして、もしこれからの人生で「覚悟

を持つ」ことがあるとしたらどんなこ

となのだろうか。

 

もしかすると、それは「茂原の街で在

宅医療を始めていくこと」であった

り、「その医療を広めていくこと」で

あったり、「茂原の街を創っていくこ

と」であったりするのかもしれませ

ん。

 

もしかすると、この文章が目に留まっ

たということは、今の自分に「覚悟を

持っているのか?」なんて問われてい

るのかもしれないですね。

 

最後まで読んでいただきありがとう

ございました。

 

追記:

実は、先日、茂原の街で診療を行う場

所が決まったのですね。そして、これ

からその場所に、自分の診療所が
建ち始めるのです。まさに、それは
「覚悟を持つ」ということが、実際に
目に見えるものとして具現化されて
きていると言えるのかもしれませんね。

 

あなたの明日が

素晴らしい一日になりますように。

 

永野修 公式LINEアカウントです。

みなさんの気づきにつながるような

ブログを選んで、毎週2回、

朝に配信しています。

登録して頂けましたら
とても嬉しく思います。

 

友だち追加