みなさん、こんばんは。
こころとからだを癒す
茂原の医師
永野 修です。
前回のブログの続きです。
「45歳の教科書」を読んでみて3つのコト
に気づきました。
1つ目は、
「自分のキャリアを掛け合わせて希少な
存在になるということ」
(この内容は前回のブログに書いています)
https://ameblo.jp/osamu3150/entry-12628730799.html
そして
2つ目は
「情報処理力」
ではなく「情報編集力」
これも納得がいくことでした。日常の業
務で僕がなんとなく感じていたことをズ
バリ表現してくれていました。
それを説明するキーワードは
「20世紀は「正解」がある成長社会」
「21世紀は「正解」がない成熟社会」
20世紀は正解主義であって、いかに「正
解」を素早く出すか、その情報処理力が
問われていました。例えるならば誰かに
よって定められた完成図に従って、早く
正確にピースを当てはめていく「ジグソ
ーパズル型」の能力、いわゆる頭の回転
の速い人、パターン認識(短絡的思考)
が求められていました。
21世紀は正解がない成熟社会であって、
いかに収集した情報を繋ぎ合わせて、大
勢が納得する解答を作り上げるか、その
編集力が問われるようになってきている
のですね。例えるならばピース(ブロッ
ク)を自由につなぎ合わせ、自分の世界
観を作り上げる「レゴ型」の能力と言え
ます。
さて、自分のキャリアを振り返ると、明
らかに情報処理力を求められる20世紀の
業務の経験を積み上げてきたと思いま
す。たくさんの外来診療、たくさんの手
術、たくさんの入院患者さんの管理。少
しでも滞れば、脳神経外科全体の診療に
影響が出たり、そもそも自分の能力が低
いと判断されたり、それこそマルチタス
クの極みだったように思います。そし
て、未だにその鍛え上げられた情報処理
力を発揮して仕事をしているのですね。
この教科書を読んで、何となく自分がモ
ヤモヤと感じていたこと、それは、自分
がもう既に20世紀型の仕事はやり尽くし
たと感じていたこと、そして、21世紀型
の情報編集力を必要とする仕事をしたい
と思っていることに気付くことができま
した。
3つ目は
「人生のエネルギーカーブ」
https://globis.jp/article/6568
より図を引用
今まで、僕は人生について、漠然とこの
図でいうならば「富士山型一山主義」で
思い描いていました。
ただ僕も40代半ばを越えてきて、人生の
お手本となる先輩方の「富士山型一山主
義」の姿を見ていて、どこか定年後の姿
に寂しさ、物足りなさを感じていて、こ
れ以外に別の形はないのだろうかと思っ
ていたところ、この教科書にこう書いて
あったのです。「八ヶ岳連峰主義」
これは、いくつもの山が連なっている
「連峰」をイメージしているのですね。
1つの山頂を越えたら次の山頂が待って
いるような、そんな人生を創っていこう
といくものです。もちろん2つ目の山、3
つ目の山は誰が用意してくれているもの
ではありませんから、1つ目の山を登って
いるときに2つ目、3つ目の山の裾野を作
っていくことが大切なのですね。
それには、こうしたらよいと書いてあり
ました。
「自分が所属する場所=コミュニティを
複数持つ」
なるほど、確かにそうかもしれないな。
そして、どのようにしたらコミュニティ
が作れるのか、その方法もその後に書か
れていてとても参考になりました。
さて、今の僕はいくつ目の山を登ってい
るのでしょうか。そして、次の山の裾野
は作れているのだろうか。さらにその次
はどんなコミュニティの山を作ろうか。
こうやって自分に質問をしていくと、い
ろいろなアイデアが湧いてきますね。そ
して、こんな話を大好きな友人たちと一
緒にしてみたら、きっと楽しいだろうな。
よし、やってみよう。
最後まで読んでいただきありがとう
ございました。
あなたの明日が
素晴らしい一日になりますように。
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