自分らしさって何? | こころとからだを癒す茂原の医師のブログ

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あたまとこころとからだをテーマに
日常生活や診療での気づきを綴ります.

みなさん、こんばんは。

こころとからだを癒す

茂原の医師 

永野 修です。


 

みなさんは
自分らしく生きていますか?

 

「自分らしく生きる」
 

これが今日のテーマです。この1週間
は、職場の上司との面談をきっかけに
自分の感情をコントロールするのが
難しくなってしまい、2年ぶりくらいに
うつ状態に陥ってしまいました。

もちろん誰でも何かを契機に気分が落
ち込むことはあるのでしょうけれども
今回は遥かにそれを越えるものでした。
本当につらくて、仕事場から逃げ出し
たい気持ちで一杯でした。といっても
水曜日の午後から木曜日の午前中まで
のわずか1日でしたけれども(木曜日の
昼休みに気持ちの整理をしたところ落
ち着きました)。
 

このことをきっかけに、自分が何をさ
れると感情が揺さぶられて、気分がひ
どく落ち込むのかがわかりました。

さらには、前回のブログに書いたよう
に、自分が他人の感情(特にネガティ
ブな感情)を受け取りやすい気質であ
ることにも気づけました。それなら
ば、過去12年間、同じ職場での仕事中
の自分の感情はどうであったかを思い
出してみたのです。

すると、分かることがありました。僕
はもしかすると常に同僚の誰かの感情
を気にしていて、彼らの機嫌を損ねな
いようにとか、彼らが気持ちよく働け
るようにとか、そうするには自分はど
う振る舞ったらよいだろうか、そのこ
とを念頭に仕事の段取りをしていたの
かもしれない。

つまり、他人の感情が行動の基準であ
って、自分のことは二の次だったのか
もしれない。だから胸苦しさ(おそら
くストレス)を感じながら働いている
ことの方が多かったのかもしれない

のです。そして、その感覚は今でも

感じることがあります。

もしかすると、この胸苦しさは自分ら
しくない振舞いをしているから出て
くる感覚なのかもしれません。

それならば、自分らしく振る舞う、自
分らしく働く、自分らしく生きるって
どういうことなのだろうか、考えてみ
たのです。

以前のブログに書いていますけれど
も、僕の生きる上での原則は「誠実」
なのですね(その他には「思いやり」
「感謝」「平穏」があります)。それ
ならば、その原則に沿った行動であれ
ば、自分らしいのでしょうか。いいや
何かが違う気がします。その原則は行
動するときの指針であって、誠実=
自分らしいではないような気がして
います。

きっと自分らしいとは他の誰でもなく
自分にだけのものであるのだから、そ
れを言葉で定義することって、簡単で
はないのでしょうね。もしかすると自
分らしさというものは時間をかけて少
しずつ見つけていくものなのかもしれ
ません。

そして、この自分らしさについて妻と
話してみました。

「自分らしいって何だと思う?」

「そうね、私の場合はあまり深く考え
 込んだりしないことかな。」

「そうなの?」

「いや、そうでもないかな。たまに悩
 んじゃうこともあるからね。」

「そうだよね。
 そうか、もしかすると
 自分らしいって自分では分かりにく
 いのかもしれないな。
 でも、反対に さ、自分らしくない
 振舞いをしたと きって、 分かる
 気がしない?」

「そうね、分かる気がする。なんか嫌
 な感じがするとか、からだに違和感
 があったりするような気がする。」

「そうだよね、自分らしくないことっ
 ていうのは、すぐに分かるものだよ
 ね。そうなると、あれかな、自分ら
 しくないことに気付けたら、それを
 やらないようにしていくと、自分ら
 しさだけが残っていくのかな」

「うん、そうかもしれないね」


こんな会話をしてみました。
そうなると、自分らしさは消去法のよ
うな形で見つけ出せるかもしれないと
なりますね。

でも、それでは何か物足りない感じが
してしまいます。なので、今日から積
極的に自分らしさとは何かを探してい
きます。

また何か分かりましたら報告します。

最後まで読んでいただきありがとう
ございました。
 

追記:
偉人の言葉を添えます。
常に自分らしく生きたいですね。
 

絶えずあなたを何者かに
変えようとする世界の中で、
自分らしくあり続けること。
それがもっとも素晴らしい偉業で
ある。

エマーソン

 

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