みなさん、こんばんは。
こころとからだを癒す
茂原の医師
永野 修です。
以前から自分の人生で生老病死がテーマ
の1つであるとブログに書いています。
特に死については幼少期のころ、死に
ついて考えてしまい怖くなったことが
あったのですね。ブログの内容を引用
すると、こうあります。
「残りの時間」
https://ameblo.jp/osamu3150/entry-12416335583.html
たしか6歳か7歳のころ夜,ひとり
で布団に入り,眠りについたの
ですが,少ししたら目が覚めて
しまいすると暗闇の中から目覚
まし時計の針の進む音が耳に
入ってきたのです.
「カチカチカチカチ」ふと時間が進んでいると考えた
瞬間死に近づいていると思えて
しまったのです.
しかも自分よりも母親が死ぬこと
を想像してしまい,大好きな母親
がいなくなってしまうと思うと時間
が進むことがとても怖くなったこと
を覚えています.
そしてその夜は母親と一緒に
寝たような気がします.その時
からこの幼少期の恐怖感を解消
するかのようにわたしの死に対する自問が始まりました.
「死ぬことってなんだろう」。
そして、その自問は医師になってからも
続いていますし、それが潜在意識にある
ためなのか、緩和医療や終末期医療に
興味があったり、死に向かうときの人の
心理や宗教における死の捉え方などにも
惹かれるものがあったりします。
その一方で
「生」にも目が向くようになって
「どのように
死までの時間を
生ききるのか」
そんなこともブログのテーマになったり
しています。
さて、今日は近隣のお寺の住職が主催
する「オンラインデス・カフェ」に参加
しました。
テーマは「withコロナと死」でした。
10名ほどの参加者で、参加者全員が死に
対して話しを聞きたいとか語りたいと
いった気持ちを持った方なので、各々の
死に対する考え方や捉え方が気兼ねなく
話されていて、とても深い学びになり
ました(実は医療職であっても、お互いの
死生観について話し合う機会などは
ほとんどないのですね)。
さて、今回の学びのうち2つを書いて
みようと思います。1つ目はテーマの
「withコロナと死」について。
新型コロナウイルス感染症は、誰もが
罹患する可能性があって、誰もが死に
至る可能性がある疾患です。
つい先月末までは、何人もの有名人が
罹患し、そして亡くなり、それゆえに、
次は自分かもしれないと得も言えぬ不安
に襲われ、正常な心理状態で生活でき
ない方が多くいたと思います。それが、
ようやく第1波が収まりつつあって、
コロナ禍以前の日常に戻りつつありま
す。
それならば、
一旦、気持ちも落ち着いてきた今、
第2波が来る前の間に、もし自分が今後
コロナに罹ったらどうするかを考えて
みるのはどうか、実際に掛かってしまっ
たらあっという間に亡くなってしまう
可能性もあることを考えれば、その問い
を一歩進めて、そもそも自分はこれから
の人生をどう過ごしたいか、あるいは
最期のときをどう迎えたいか、それ
について考えるきっかけになるのでは
ないか、いわゆるアドバンスケア
プランニングを推進することになるの
ではないだろうか。
そのような意見がありました。
確かにその通りで、僕も診療の最中に、
患者さんの死生観を聞き出すきっかけの
会話になるだろうなと思いました。
2つ目は死に関する教育についてです。
死について考えるのは大人だけ、特に
高齢者だけである必要はなく、
若いうちから、自分はどのような最期
を過ごしたいのかを考える機会があって
も良いのではないか。
それならば中学生、小学生であっても
良いのではないか。そんな意見が
ありました。
僕にとって教育は将来の夢の1つです
から、しかも死がテーマであるなんて、
まさにやりたい教育なのですね。
ただ、こどもへ死について教えるのは、
いたずらに恐怖を与えてしまうのでは
ないか、そもそも死に対する答えが
上手く伝えられないのではないか、
と僕は考えていたのですけれども、
教える側が死について、こういうもの
であると伝えられなくてもいいので
はないか、むしろ、死とは大人であって
も分からなないことであって、
こどもたちと一緒に、考えて、悩んで、
不安がって、そういったことを共有
できたらいいのではないか。
そのような意見が出てきて、確かに
そうだなと思ったのですね。
これは僕が教育をするときの新しい
ヒントになりました。
さて、今回「オンラインデス・カフェ」
に参加して思うことは、このような死
について語れる場がもう少し身近に
あってもいいのではないか。
それならば、そのような場を創っても
よいのではないかなと、今回の参加は、
僕の将来の街づくり構想に新しいヒントをくれたように思っています。
最後まで読んでいただきありがとう
ございました。
追記:
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