行動と言葉の紐づけを変えてみる. | こころとからだを癒す茂原の医師のブログ

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あたまとこころとからだをテーマに
日常生活や診療での気づきを綴ります.

みなさん、こんにちは。

こころとからだを癒す

脳神経外科ドクター

永野 修です。

 

 

「自分だけは、

 努力した自分を

 否定してはいけない」

 

ふと立ち寄った

コンビニエンスストアで

購入した本に書いてあった

一文です。

 

「誰が否定してこようとも

 自分だけは、努力をした自分を

 否定してはいけないということ。

 否定した瞬間、自分の歩みは

 完全にとまります。

 

 誰もあなたの足をとめることは

 できません。

 最終的にとまることを

 選択するのは、

 やはり自分自身なのです。

 

 努力するということは、自分の足で

 一歩でも前へと進んでいくという、

 無言の

「意思表明」なのでしょう。」

 

この『努力』という言葉に

この数年間は抵抗を持つように

なっていました。

 

なぜなら

自分の中では

『努力とは

精神的、身体的に

無理をして頑張ること』

になっていたからですね。

 

実際に

『努力』を

辞書で調べてみると、

「力をこめて事をすること。

 あることを成し遂げるために、

 休んだり怠けたりすることなく、

 つとめ励むこと。

 また、それに用いる力。」

精選版 日本国語大辞典

と書いてあり、

自分の認識にぴったりで

そうそうって頷いてしまいました。

 

そして

この数年間

犬飼ターボさんから

「崖ルート、階段ルート」を

教えてもらい

「努力する=頑張り続ける」

の固定概念を変えてきたのですが、

 

「がんばってね」を考えてみる。

その2

https://ameblo.jp/osamu3150/entry-12422180447.html

 

いまだに

「努力すること」

そして

「努力してきた自分」への

嫌悪感が残っていたこと

に気づきました。

 

ただ

これから

自分の目標に向けて

行動していくには

 

毎日を

お気楽に過ごしているだけでは

達成できると

到底思えませんので

 

やはり

努力(頑張ること)

が必要だと感じています。

 

さて

どうやったら

努力という言葉と

努力するという行動への

嫌悪感が消えるのか

考えてみたところ

2つ出てきました。

 

1つ目は

努力と嫌な感覚を

結びつけているのは

何なのか。

 

過去のブログを見返すと

こうありました。

「自分の生き方」

https://ameblo.jp/osamu3150/entry-12462435750.html

 

自分の本心から欲したもの

ではなく、

他人から与えられたものを

 

他人からの評価(他者承認)を

得ようとして、

崖ルートを登っていたのですね。

 

つまり

努力してきたのは

自分の本心から欲した目標に

対してではなく

他人に与えられた目標に

対する行為であって

そして

それがゆえに

目標達成に向けて

努力することがとても苦しかった。

 

その経験が

努力と嫌悪感を紐づけていた

原因だと分かったのですね。

 

では

自分の本心から欲した目標で

あれば努力できるかというと

 

もはや

努力という言葉を頭に浮かべる

だけで胸のあたりが重苦しく

なってしまいますので、

どうやら気分よく努力することは

出来なさそうなのです。

 

ただこのときに

1つ気づくことがありました。

 

過去の自分は

こんなにも嫌な気持ちや

体の感覚を持ちながら

何年も頑張ってきたんだな。

 

そして

冒頭の

「自分だけは、

 努力した自分を

 否定してはいけない。

 (認めて褒めてあげよう)」

にリンクしました。

 

2つ目は

努力を他の言葉に

変えてしまうこと。

 

つまり

 

目標を達成しようとして

同じ行動であったとしても

 

それを「努力」とするから

胸苦しくなるのであって

 

それを

目標に向かって

「進歩」している。

「前進」している。

とか

目標を達成した自分に向かって

「成長」している。

など

 

「努力」

ではなく

「進歩」、「前進」、「成長」

へ言葉を変えると

ストレスなく

むしろ

楽しく、喜んで、気分よく

その行動ができるように

思えてきています。

 

もしかすると

この行動に対する

言葉の紐づけを変えることが

僕にとっての

 

著者が記していた

「努力ができる習慣。

 努力を続けていける習慣」

なのかもしれません。

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

追記:

このブログで紹介した本は

ニューヨーク州弁護士

山口 真由さん著

「賢い頭をつくる黄金のルール」

です。努力を続ける大切さを

再認識させてくれました。