みなさん、こんにちは。
こころとからだを癒す
脳神経外科ドクター
永野 修です。
今日、
「これがまさに
自分の目指している医療」
というものに出会いました。
それは
「人間まるごとの健康」
を提唱する
ホリスティック医学です。
本日、その基礎講座を
受講してきたのです。
その健康観とは
単に
「病気でない状態が健康である」
とか
「検査結果が正常値の範囲
以内であれば健康である」
ということではなく、
私たちの
「全体」
を大切にする視点であり、
自らが癒える「自然治癒力」に
重きを置くものであり、
同時に私たちを超えた環境や
いのち全体を含んで健康を考える
発想なのです。
http://www.holistic-medicine.or.jp/holistic/
僕は
以前から
「病気と健康の境目は
どこにあるのだろうか」
と思っていたのですね。
なぜなら
検査結果や、CT,MRIなどの
画像所見は正常で、医学的には
健康であっても
患者さんは体調不良を自覚していて
『健康とは思えない。
どこかに病気があるはず』
と話されていたり、
検査結果の数値だけて
すべての人を画一的に病気
(たとえば高血圧など)と
診断して投薬してもよいのだろうか
(個人差があるのではないか)
と思っていたりしたからですね。
「健康は誰が決めるもの?」
https://ameblo.jp/osamu3150/entry-12412810009.html
そして
西洋医学だけでは
すべての病気(体調不良)に
対処できないとも自分の病気を
通じて感じていたためです。
「こころと体の力を信じる。その1」
https://ameblo.jp/osamu3150/entry-12405612736.html
そして
この機会に
もう少し
ホリスティック医学を
紹介しますと
日本ホリスティック医学協会
による定義は
<ホリスティック医学の定義>
1.『ホリスティック(全的)な
健康観に立脚する』
人間を「体・心・気・霊性」等の
有機的統合体ととらえ、社会・自然・
宇宙との調和にもとづく包括的、
全体的な健康観に立脚する。
2.『自然治癒力を癒しの原点におく』
生命が本来、自らのものとしてもって
いる「自然治癒力」を癒しの原点に
おき、この自然治癒力を高め、増強
することを治療の基本とする。
3.『患者が自ら癒し、治療者は
援助する』
病気を癒す中心は患者であり、治療者
はあくまでも援助者である。治療より
も養生、他者療法よりも自己療法が
基本であり、ライフスタイルを改善
して患者自身が「自ら癒す」姿勢が
治療の基本となる。
4.『様々な治療法を選択・統合し、最
も適切な治療を行う』
西洋医学の利点を生かしながら中国
医学やインド医学など各国の伝統
医学、心理療法、自然療法、栄養
療法、手技療法、運動療法、などの
各種代替療法を総合的、体系的に
選択・統合し、最も適切な治療を
行う。
5.『病の深い意味に気づき
自己実現をめざす』
病気や障害、老い、死といったものを
単に否定的にとらえるのでなく、
むしろその深い意味に気づき、生と死
のプロセスの中で、より深い充足感の
ある自己実現をたえずめざしていく。
とされています。
http://www.holistic-medicine.or.jp/holistic/definition/
僕は
この
『ホリスティック医学』の
病気の捉え方や
病気に対する医療者の姿勢に
とても共感を覚えました。
今後はさらに学びを深めて
診療で実践していきたいと
考えています。
そして
この
『ホリスティック医学』の
存在を教えてくれた
大切なセミナー仲間の
喜多敏明先生に心から感謝
しています。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
追記:
喜多敏明先生とは
https://www.tsujinaka.or.jp/service/doctor/kita/
『NLP(神経言語プログラミング)』
を一緒に学びました。
漢方をご専門とされていて、
一般の方にも理解しやすい本を
書いたり、セミナーを開催したり
しています。私もこの本を購読して
漢方について学びを深めました。