車検の日 & スペイン内戦勃発の日 ‼️
7月18日(月曜日)
今日は車検の日、毎度の事ですが、朝から馴染みの修理工場に出向いて代行を頼み、近所の中華料理店で昼食、冷房の良く効いたショッピングモールで買い物をして戻ってみると、すでに車検は問題なく終わっていました。費用は邦貨にして6600円ほど、日本の車検はどのくらい掛かるのか分かりませんが、かなり安いのではないでしょうか。
以前から、銀行に勤める友人に、スペインでは、お医者さんと車の修理工、銀行員の友達を持つ事が、質の良い生活を送る上では不可欠だと言われてきましたが、私はそれに弁護士を加えて、その助言を守っています。もっとも、この事はスペインに限らず、どこの国でも同じでしょうが...。もっとも、友人関係は一方通行では保つ事はできませんので、お互いに、というところでしょうが、超弩級の面倒臭がりの私は随分と助けられています。
今から86年前の1936年の今日「スペイン内戦」(内乱とも)が勃発しました。ています。スペインのみならず、世界史的にも非常に重要な出来事ですが、国営テレビを始め主要メディアは殆んど報じていません。
現政権が中道左派の「社会労働党」である事に加え、拡大を続ける新型コロナ、熱中症による多くの犠牲者、続発する森林火災などのニュースの陰に隠されてしまったように思います。
内戦の始まったのは、1日前の 7月17日、モロッコのスペイン領「メリージャ」におけるモラ将軍の蜂起とする説もありますが、公式には、カナリア諸島で、後に統領としてスペインに独裁体制を敷く事になるフランコ将軍がクーデター宣言をした7月18日とされています。
スペイン内戦の話は非常に複雑ですが、要約すれば、王政を倒して共和国を建てた左翼勢力に対し、ドイツのヒットラーやイタリアのムッソリーニなどの後押しで、軍部がクーデターを起こし、共和国政府を転覆させ、フランコ統領が36年間にわたる独裁政治を行ったという事です。統領? 大統領の間違いではないのか?と思われるかも知れませんが、ヒットラーの総統に倣った称号です。ヘネラリシモ(大元帥)と称する事もありました。
1975年11月20日に病没、私もその頃すでにマドリードに住んでおり、頭領の死で今後どのような政体になるのかと心配したものですが、フランコ統領の英断で王政復古が実現し、「スペイン王国」となりました。
内戦については、ゲルニカの殺戮や国際義勇軍、ヘミングウェイの作品を通じ、断片的には日本でも知られていると思います。ただ、普通の戦争(おかしな表現ですが)ならば、相手は敵国人ですが、内戦、内乱は、同盟国や義勇兵という例外はありますが、戦う相手は同国人ですので非常に悲惨です。
マドリード/ 午後11時の気温 34℃ ‼️
7月16日(土曜日)
午後11時現在、マドリードの気温は34℃、今日も暑い暑い1日でした。
新聞原稿の締め切りも迫り始めた事でもあり、さすがに外出する気にはならず、朝からずっとPCのワードと睨めっこの1日でした。
明日の日曜日も41℃の予報、早々とゴルフの中止を決めました。
失火、放火の疑いの持たれるケースも見られますので、この暑さだけが理由ではないものの、このところ、スペインの多くの州で山火事が連続して発生、多くの物的被害が出ています。ちょうど友人がバカンスに出掛けているアンダルシア州マラガ県の山の景勝地「ミハス市」でも発生、内外の観光客も押し寄せていますので、ちょっと心配です。
40℃を超えるくらい太陽光が強くなると、森や林の中に捨てられている空き瓶の欠片からでも熱反射して発火する可能性が大きいようですので、公衆道徳はきちんと守らなければなりませんね。
新型コロナ感染者の拡大 ‼️
7月15日(金曜日)
昨日の炎天下のゴルフの影響が残るのではと心配していましたが、体調はいつもと変わらず、またまた市内まで食事に出かけました。
一時は収まったかに思われたコロナ感染ですが、今日、日本では2月8日に記録した10万4000に次ぐ10万3000人が感染、5ヶ月ぶりに10万人を超えたようですね。東京都でも19000人の感染が報告され、政府や東京都はその対応策に苦慮し、マスコミは大騒ぎをしています。スペインでは、コロナ関連の数字では、全ての面で日本を大きく上回っていますが、あたかも沈静化したように、市民はごく普通の生活を続けています。少なくとも私の生活範囲では何の不自由もありません。
一番問題になる死者数の累計では、スペインは10万人当たり228人、日本は24.8人と大きな差があります。この事は、島国ゆえの入国規制の厳格化など、ケースによっては、行き過ぎとも思える数々の規制による防疫効果であり、評価できると思います。
今日の感染者数についても、ロイター通信のデータによりますと、人口10万人当たりでスペインは144.8人、日本は77.4人となっています。
スペインは、これまでの絶対数に関しては日本とは比較になりませんが、最近は、コロナに関する認識の違いもあり、この差は、一概に両国の防疫体制の良し悪しでは測れません。
正しいかどうかは別に、個人的には、このところの感染者の拡大傾向については、コロナ感染というより、「夏風邪が流行り始めた」という程度の捉え方ではないでしょうか。