スペイン/ 猛暑終焉か⁉️ & ちょっと変なアメリカ ‼️ | スペイン好きですか?

スペイン/ 猛暑終焉か⁉️ & ちょっと変なアメリカ ‼️

8月16日(火曜日)

 今日のマドリードは曇り、最高気温28℃、湿度28%で非常に凌ぎやすい1日でした。

 スペイン気象庁の予報では、今月の後半15日間の気温は、地中海沿岸地域やバレアレス諸島は不確定要素があり暑さが続く可能性は残すものの、イベリア半島の大部分で通年より3-5℃、北部では5-10℃も低くなるようです。半島の中央部はともかく北東部では多雨となるとも予想しています。一方、ネットの気象アプリ(基本的には気象庁のデータ?)では、木曜日までは30℃に達していませんが、今週末の最高気温は36℃、次週は37℃まで上昇するとの予報ですので、さて、どちらの予報が正解なのでしょうか。別の意味で楽しみですね。何れにせよ、通年以下とまでは言わないまでも、例年並みの気候に戻り、少なくとも、降雨を伴なわない猛暑により、今も続発する森林火災を食い止めて欲しいものです。とここまで書き進めたところで、地中海沿岸のタラゴナでは雹が降り、観光客や飛行機の発着に影響があったと映像付きのニュースがTVで流れました。天気とは本当に分らないものですね。

 

 ちょっと変なアメリカ。

 トランプ前大統領の別荘にFBIの捜索が入り、証拠書類とやらを段ボール箱30個分を押収したと言うニュースはすでに旧聞に属します。

 この家宅捜索が発表された時、私が真っ先に感じたのは、11月の中間選挙で不利が伝えられる民主党の選挙戦略にトランプさんが嵌ってしまったのではということでした。FBIは、共和党内部からのタレ込みを元に、証拠固めをしてこの時期になったとの言い訳はできますが、余りにもタイミングが良すぎます。

 ただ、トランプさんも、30箱を持ち出したが、その内の半分(15箱)は返却したなどと説明を一転、二転させず、最初から書類を持ち出した事は認め、さほどの重要性はなく、かつ、一般に公開したものでもない、という風にきちんと認めるべきだったと思います。

 浅学ゆえ、私にはこの重要とされる書類を大統領が持ち出したことが、アメリカ合衆国のどの法律に抵触するのか分りませんが、高橋洋一さんは自身のyoutubeチャンネルで、スパイ防止法、公文書偽造などを可能性として挙げていましたが、ちょっとシックリしません。

 まだ、トランプさんが法廷で裁かれ、有罪となるか無罪となるかは判断できませんが、有罪となれば2024年の大統領選挙への出馬は絶望ですし、中間選挙での共和党の勝利も覚束なくなります。ただ、この種の裁判は時間が掛りますので、大統領選挙までに判決が出るかどうかは不明です。そうなると、国民がこの問題をどのように捉えているかという事に掛っています。民主党の政治的謀略なのか、トランプさんが犯罪を犯したのか、ということの二者択一となります。前者なら当然、トランプさん、共和党が有利、後者ならトランプさんの政治生命は終わりとなるでしょう。

 前回もFBIはトランプさんのロシア疑惑を騒ぎ立てましたが、結局は証拠不十分で立件できなかっただけに、もし、2度続けて立証できなければFBIの存在さえ危ぶまれます(高橋洋一さん)ので、背水の陣で望むでしょう。今後の成り行きに注目したいですね。

 (注;本件、便宜的にFBIとしていますが、裁判所、検察、司法省も含みます)

 

 バイデン政権閣僚の相次ぐコロナ感染

 昨日、アメリカのオースティン国防長官は、新型コロナに感染していると発表、今年1月にも感染したそうです。最近ではバイデン大統領も複数回感染していますが、両者ともワクチン接種は完璧に行っています。バイデン政権では、ハリス副大統領、ブリンケン国務長官、レモンド商務長官も感染したそうですが、ワクチン接種は一体何のためでしょうか。感染しないための予防でしょうか、感染した時に重症化しないためなのでしょうか。先ほど、バイデン大統領のジル夫人もコロナに感染したというニュースも入っています。

 最近では、日本以外の国では、日々のコロナの感染者数など全く意味が無いとして報じませんが、ワクチン接種率についても、ロイター通信が最後に報じた7月15日の時点で、欧米諸国の接種率は押しなべて大きく80%を超えていました。重症化している人や、亡くなった人はワクチンを接種していない人達なのでしょうか。今日も、日本では死亡者が過去最大の311人と発表していましたが、接種者と非接種者の割合は報じていません。それを隠し、未だに、ワクチン接種が最大の感染防止、といわれても説得力がありませんね。アメリカは事ワクチンに関しては自国の製品が多いだけに、一番熱心に接種を呼びかけていましたが、現状は多くの閣僚ですら感染しています。この因果関係の説明が是非とも欲しいですね。

 

 最後にもう一つ、アメリカはペロシ下院議長の必要性の全くない訪台で、中国を大きく刺激し、世界的な危機感を煽りました。中国の一連の報復措置は褒めらたものでは無いにしても、その代償は少なくありませんでした。その余韻が燻っている中、又もや超党派の上下議員が5人訪台しました。中国を刺激してまでも行く価値、必要性があったのか疑問です。

 アメリカの真の狙いは中国を挑発する事ではないと思うのですが、一連の行動の狙いは何でしょうかね。

 独り言を終わります。