スペイン/ 都市はガラガラ田舎はいっぱい‼️
8月12日(金曜日)
夏休み中の今日から3日間の連休のため、大勢の人は涼を求め、都市から海や山のリゾート地に出掛けています。テレビではこの様子を"都市はガラガラ田舎は一杯"と称しています。都市部に住む55%の人が出掛けると言いますから正にその通りですね。とは言え、スペインの7月のインフレ率は10.8%にも達し、生活の基盤となる電気料金は昨年同期比で49.4%も上昇、生活を圧迫している筈ですが、皆さん余裕ですね。幸い、ガソリン価格はこの1ヶ月で5.9%の値下がりという明るい材料もありますが、元々異常な急騰でしたので、昨年と比べると決して安いという事ではありません。
マドリードもその例に漏れず、大勢の人がバカンスに出かけているのは事実でしょうが、何しろ外国人を含めた観光客が大挙して訪れる街ですので、中心部に限っていえば、それほどのガラガラ感はありません。
猛暑はさて置き、相変わらず、森林火災と旱魃は続き、大きな問題ですが、国営テレビのニュース専門チャンネルが面白い映像を流していました。ガリシア州のオレンセの貯水池で、旱魃により異常に水位が下がり、湖底からローマ時代の遺構(野営地?)が出現、その映像でしたが、余りにも綺麗な遺構なので驚きました。この遺構が、今回の旱魃で初めて地表に現れたのか、あるいは、以前からその存在は知られていたのかは不明ですが、若し、前者なら歴史的な発見ですね。
組閣を終えた岸田首相は、各省庁の副大臣と政務官の選任を始めていますが、この中で、注目の人選がありました。あの小野田紀美参院議員が防衛政務官に内定したというグッドニュースです。
無茶苦茶な内閣改造で、党内を始め多方面から顰蹙を買った岸田さん、少しでも批判をかわそうとしたのか、思い切った人選をしました。政務官といえば、大臣、副大臣に次ぐ№3の役職ですが、大臣が岸さんや小野寺五典さんのような実力者とは違い、浜田靖一さんなので、意外と組し易く、十分力は発揮できると思います。経済安保大臣の高市さんと意思の疎通をはかり、周りの親中派に負けないよう頑張って欲しいものです。