スペイン/ 観測史上最高の猛暑 ‼️ | スペイン好きですか?

スペイン/ 観測史上最高の猛暑 ‼️

8月9日(火曜日)

 このところマドリードの日中の最高気温は36℃から37℃で推移し、暑さもちょっと落ち着いてきた感じですが、今日の国営TVのニュースでは7月度の気温は異常中の異常で、気象観測史上最高の暑さだったと報じていました。それはそうでしょうね。50年以上マドリードに住んでいますが、気温41℃という炎天下でゴルフした経験などありませんでした。

 

 異常気象といえば、殆どニュースにはなりませんが、極度の乾燥で森林火災の起きる大きな原因の一つでもある湿度の低さも大問題ではないでしょうか。実は昨日、私の経験した中での最低湿度についてブログ記事を書き始めたのですが、途中で下書き保存をするのを忘れてしまい、終了間際になって又もやIPADの不調で全てが飛んでしまいました。改めて要点だけを再現してみます。

 昨日乃日中で一番暑くなる午後5時ごろ、休養でマドリード市内荷で他のですがそのときの気温は36℃で、差ほど驚くような事でもなかったのですが、それもその筈、空気中の湿度は僅か15%となっていました。私の中では全くの新記録となりました。

 今から22年前の8月、皆さんも名前を聞けばご存知の方もらっしゃると思いますが、私の尊敬するエッセイストで漫画家の東海林さだお先生と一週間ばかりの小さな旅をしました。もちろん、スペインでの話しです。先生のエッセイはいつも豪放で、思い付いた事、感じた事をすぐに文章にしてしまうという印象を持ちますが、実は正反対、実に詳細な下調べをされてからでないとペンを持ちません。話がとんでもない方に行きそうですが、たとえばマドリードの気温について話すとき、温度は40℃近くになっても湿度が日本と違い非常に低いため、日陰に入れば差ほど暑さは感じないおいうと、やおら温度計を持ち出し(いつもお持ちです)、温度と湿度を測らってから、納得されます。その時は同じ8月でマドリードのカサ・デ・カンポ自然公園では温度が38℃を指していましたが、湿度は18%、翌日、トレドのパラドールのテラスで測った時も全く同じ値がでました。この20年数年前に先生が計測された18%という湿度が、これまでに私が体感した最低記録でしたが、その記録を昨日更新した次第です。日本の気候で湿度が15%という事はあり得るのでしょうかね。

 東海林先生の緻密さを付け加えますと、マドリードでフラメンコを見物に行った時、舞台の大きさをメジャーでちゃんと計測した上で、日本の畳で言えば何畳という風に、先生独特の表現で読者をクスッと笑わせています。