祝マドリード地下鉄開通100周年!! | スペイン好きですか?

祝マドリード地下鉄開通100周年!!

10月17日

 

 今日のマドリードは、朝から雨模様で、予定していたゴルフは中止となりました。

 ゴルフの日は、他に予定を入れませんので、近所の買い物のための外出以外は、いつもの通り自宅でテレビやネットで今日の世界の動きをチェックしました。

 

 カタルーニャ州では抗議デモが更にエスカレートし、明日はゼネストが予定されているとかで日本大使館やバルセロナ総領事館からも連日のように、在留邦人に対し注意を喚起しています。

 

 英国のEU離脱問題については、スペインも当事国ですので、大々的に報じていますが、EU委員長とジョンソン首相の首脳間で、一応の合意に達したようですが、この後、両者とも肝心の議会での決議が残っていますので予断を許しません。というより、EU議会は問題ないとしても、英国議会では与党が過半数を占めていない上に、野党側は、メイ首相が合意して議会に諮った条件よりも更に悪いと、早くも反対の意志を示していますので、これまでの繰り返しで、結局は合意なき離脱のやむなきに至る公算が大きいように思います。

 

 日本でも台風19号による被害の事後対応について、安倍首相はこの台風を"特定非常災害"指定し、本格的な救済に取り組む決意を示しています。

 東京オリンピックのマラソンと競歩競技を札幌で開催する案をIOCが示しました。大きなニュースですね。日本の組織委員会は了承済みとバッハ会長は言っていますが、東京都は全くの"寝耳に水"とのことですので、後わずか10ヶ月に迫った五輪ですが、紆余曲折は避けられない状況ですね。札幌に変更する理由として、バッハ会長は"札幌の気温が東京より5度程度低い"を上げていますが、こんな事は最初から分っている事で、今さら理由にはなりません。恐らく、カタールの世界選手権のマラソンでの状況を見て、急遽、思いついたのでしょうが唐突すぎます、気温のことを言うのなら、端から東京五輪は夏場ではなく、前回のように10月に開催するべきだったのではないでしょうか。それよりも、東京での五輪開催が決定した後ですので、競技場所の変更等については東京側の専権ではないでしょうか。今回の開催地変更では、何らかの利権があるとは思いませんが、IOCが口出しを始めると、すぐにその裏を勘ぐりたくなってしまいます。

 森組織委員長などは、"IOCが言うのだから仕方がないだろう"と他人事みたいなコメントをしていますが、矢張り、かなりな老害ですね。

 

 さて、今日の本題です。

 1919年10月17日、マドリード市初の地下鉄が開通し、当時の国王アルフォンソ13世が式典に臨んでいます。

 ただ、開通式は17日でしたが、実際の営業運転は31日に始まっています。現在、このラインは1号線ですが、開通当時は南北線と呼ばれ、文字通り、プエルタ・デル・ソル駅とクワトロ・カミノス駅の3.54㎞を結びました。

 1919年といっても、あまりピンとこないかも知れませんが、日本で初の地下鉄、東京の浅草ー上野間、2.2㎞が開通したのが1927年で、これは東洋でも初とされていますので、マドリードの地下鉄の古い歴史が伺えます。