This Is England | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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映画の感想、自分の好きなもの色々書いています。宜しくです。

THIS IS ENGLAND [DVD]/トーマス・ターグース

「家族のかたち」のシェーン・メドウス監督が、自らの少年時代の記憶を重ねて描く社会派青春ドラマ。フォークランド紛争直後、サッチャー政権下の1983年を舞台に、英国の一地方都市に暮らす労働者階級の少年を取り巻く日常と成長物語を、当時の社会情勢や若者文化を背景にリアルかつ瑞々しいタッチで綴る。
 1983年、サッチャー政権下の英国。前年に起こったフォークランド紛争で父を亡くした少年ショーン。学校では毎日のようにいじめられ、鬱屈した日々を送っていた。そんな時、ひょんなことからスキンヘッドの若者グループと知合い、リーダー格のウディーに可愛がられたショーンは自分も頭を剃って仲間に入れてもらう。年上の彼らのファッションをまね、行動を共にすることで気分が高揚するショーン。そんなある日、メンバーたちの兄貴分であるコンボが刑期を終え出所してくる。そして次第に、コンボの国粋主義思想に感化されていくショーンだったが…。


少年が時代のうねりに巻き込まれ、不良とつるむようになり右翼への道に行くという単純な話ではあるが、根底にはイギリスで起こった出来事への真実がある。なかなか感慨深いものもあり、時代を切り取った佳作。


「映画が描く遠い時代は、現代によく似た時代でもあった。」なんて誰かが言ってたが、この映画を見ていると、現在の世の中の状況を考えてしまう。右翼的な若者が日本に増えているし。まぁ日本だと、ちまちまとネットで書き込んで、リアルでは行動しないけどね。おいらのディスカスの感想にも書かれていたが。(笑)とりあえず自分の“言葉”を伝えたいのなら、現実で暴れてみやがれってんだ。


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この映画の魅力的なのがファッション。モッズファッションが好きな方には堪らないね。服を買いにいきたくなったな。音楽も昔聴いていた曲が流れて懐かしかった。


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