画家と庭師とカンパーニュ | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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画家と庭師とカンパーニュ [DVD]
「クリクリのいた夏」「ピエロの赤い鼻」のジャン・ベッケル監督が、穏やかな光に包まれた牧歌的なフランス・カンパーニュを舞台に、中年男2人の友情と人生を詩情豊かに綴るヒューマン・ドラマ。主演は「八日目」「メルシィ!人生」のダニエル・オートゥイユと「ロング・エンゲージメント」「サン・ジャックへの道」のジャン=ピエール・ダルッサン。
 都会生活に疲れ果て、生まれ故郷カンパーニュの屋敷で田舎暮らしを始めた中年の画家。何年も放置された庭を手入れするため庭師を雇うことに。その求人広告を見て屋敷にやって来たのは、なんと彼の小学校時代の同級生だった。仕事への情熱を失い、妻とも離婚調停真っ只中の画家とは対照的に、地元に腰を落ち着け、勤めていた国鉄を退職して念願の庭師の仕事を始めた彼は、愛する家族たちと慎ましくも満ち足りた生活を送っていた。そんな2人はすぐさま意気投合、昔の思い出やこれまでの人生を尽きることなく語り合い、いつしか互いにかけがえのない存在になっていくのだが…。
疲れているときに見ると、「ホッ」とする良い映画。2人会話が心地よく、フランスの田園風景が癒される。ハリウッド映画のように奇を狙った演出など何もなく、ただ日々が過ぎて行くので、最近の映画に慣れてしまっている方には退屈に感じるかもしれないが、素敵な映画だ。

行動や言葉一つ一つが、微笑ましい。小学校からの友達と言えど、2人会話の中で噛み合わないこともあるが、環境や価値観違えど、友情は変らない。見ていて、自分自身の人生や、交友関係など考えてしまったな。

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このシーンが好きだな。

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ラストは、ちょっと泣いてしまうかも。