路上のソリスト | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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LAタイムズの記者スティーヴ・ロペスが、偶然出会ったホームレスの天才音楽家ナサニエル・エアーズとの交流を現在進行形で綴り全米で話題となった連載コラムを映画化した感動ドラマ。当初はナサニエルの数奇な人生を記事にするだけのつもりだったロペス記者が、次第にナサニエルと友情を築き、ジャーナリストのモラルとの葛藤を抱えながらも、彼の人生に自ら深く関わっていくさまを、2人の心の軌跡を軸に、社会的問題にも触れつつ美しい音楽とともに描き出す。主演は「Ray/レイ」のジェイミー・フォックスと「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr。監督は「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト。
 人生に行き詰まっていたLAタイムズのコラムニスト、スティーヴ・ロペス。ある日彼は、2弦しかないバイオリンで美しい音色を奏でるホームレスの男と出会う。ナサニエル・エアーズと名乗るその男が名門ジュリアード音楽院に通っていたと知り、俄然興味を抱く。久々に記者魂に火のついたロペスは、ナサニエルの人生の謎を追って取材を開始し、少しずつ彼の生い立ちを紐解いていく。路上の天才音楽家ナサニエルを紹介した彼のコラムは大きな反響を呼び、連載を続けることにしたロペスはさらなる取材を重ねる中で、次第にナサニエルをなんとかして救いたいと願うようになるのだが…。


実話を忠実に描いてるようで過剰にドラマティックに描いてはおらず、ユーモアを織り交ぜながらも考える作品になっていて良かった。映像の演出は評価が分かれそうな感じだが、個人的には音楽とナサニエルの頭の中を巧く映像化していたと思う。音楽に解き放たれたような天に昇っていく映像は気持ちよかった。素晴らしかったのは、人と人との関わりの大切なものを深く考えられ、深い余韻があること。この作品のメッセージは、また一つ大人へと成長出来た感じがした。


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元レンタルビデオ屋店長の映画感想-ナサニエル・エアーズ
こちら本物のスティーヴ・ロペス氏とナサニエル・エアーズ氏。ブラジャーがお好きなのか劇中にも登場する。


元レンタルビデオ屋店長の映画感想-ナサニエル・エアーズ