永遠のこどもたち | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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 「パンズ・ラビリンス」「デビルズ・バックボーン」のギレルモ・デル・トロ製作で贈る愛と哀しみのミステリアス・ホラー。孤児院再建のため同地に移り住んだ女性を主人公に、突然姿を消した愛する我が子を取り戻すべく孤児院に潜む不気味な因縁と対峙していく母の物語が、母子の強い絆を軸に、静かに迫り来る巧みな恐怖演出を盛り込みながらスリリングに展開していく。主演は「海を飛ぶ夢」のベレン・ルエダ。監督はこれが長編デビューのJ・A・バヨナ。
 海辺に建つ古い孤児院で他の孤児たちと楽しく暮らしていた少女ラウラ。やがて彼女は里親に引き取られ、孤児院を後にする。30年後、医師である夫カルロスと7歳の息子シモンと共に、再びこの地に戻ってきたラウラ。彼女は閉鎖されていた孤児院を買取り、障害を持つ子どもたちのための施設として再建するため、開園準備を進めていた。そんな中、シモンがイマジナリー・フレンドを相手に楽しげに遊ぶようになり、かすかな不安を感じ始める。そして、施設の開園を祝うパーティが催された日、シモンが忽然と姿を消してしまう。警察も加わっての懸命の捜索も実を結ばず、その一方でオカルトめいた言動をエスカレートさせるラウラは次第に周囲から孤立していく。それでも必死にシモンの行方を追う中で、いつしか孤児院に秘められた恐ろしい秘密へと近づいていくラウラだったが…。

ギレルモ・デル・トロがプロデューサーになっているが、世界観は顕在しているスピリチュアル・ホラー。ホラーの演出もあるが、恐怖よりも切なく哀しく、母の愛情に胸打つ作品になっている。幽霊の話なので、「そんなものは」みたいな事がある方は物語に入り込めないかもしれない。演技、演出ともに素晴らしく好みな作品だったが、必要の無い箇所があった気がしたが、でも私的には凄く満足する映画だった。不覚にも涙が出てしまった。


元レンタルビデオ屋店長の映画感想-永遠のこどもたち
チャップリンの娘、ジェラルディン・チャップリンが印象深い役で出演していることも見逃せない。


元レンタルビデオ屋店長の映画感想-永遠のこどもたち
ギレルモのホラーは、日本と近い感性といか根底には同じようなものを感じる。でも「死」の考え方は違うかな。人それぞれだとは思うけど。