ワンダーラスト | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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長年にわたり音楽シーンの中心で活躍し続けるスーパースター、マドンナの記念すべき映画監督デビュー作。自らの下積み時代を投影しつつ夢と現実のはざまでもがき続ける3人の男女が織りなす青春模様をロンドンの街を舞台に活き活きと切り取っていく。主演は「僕の大事なコレクション」で俳優としても注目された人気ミュージシャンのユージン・ハッツ。ちなみに、本作の主人公はハッツに惚れ込んだマドンナが彼のためにアテ書きし、自ら口説き落として出演を取り付けたという。
 ロンドンの片隅。ウクライナ移民のAKの夢はミュージシャンとして成功すること。しかし、いまはSMの調教師をして生計を立てている。そんな彼の2人のルームメイト、ホリーとジュリエットもそれぞれ必死に夢を追っている。バレエに全てを捧げるホリーだが、憧れのロイヤル・バレエ団への道はまるで見えてこない。ついに家賃が払えなくなった彼女は、ストリッパーとして働くことに。一方、ジュリエットもアフリカの貧しい子供たちを助けるという夢を持ちながらも、現実には薬局の店員をしながら募金活動を行うのが精一杯。そんなままならない日常を、それなりに助け合いながらやり過ごしていく3人だったが…。


マドンナ監督デビュー作。マドンナの人生を詰め込んだかのような青春映画で、初監督らしからぬセンスの良さが光っている。音楽は申し分なくカッコイイ。ストーリーもテンポも良く楽しい。でも完全に独自の映画とはいえない。リスペクトと言えばよいのか、元旦那や ミヒャエル・ハネケ監督や彼女の好きそうな監督の影響が少なからずある感じがした。まぁ青春映画は、ストーリーなんて変えても心の闇と希望と絶望で、そこから這い上がるのは自分次第。のような話になるので、それをいかに自分の映画にするかだと思う。それは成功していて、マドンナ色の濃い作品になっていた。濃くなりすぎているのもどうかと思うが、この人は全部自分の色に染めてしまう。だからこそ世界中で人気を誇っているんでだろう。

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個人的には、けっこう好きな映画です。青春映画は好きですから。努力、根性のスクールウォーズみたいなのは嫌いですけど。(笑)

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このサントラ欲しくなった。ネットに落ちていないかな?探してみよう。


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