『ザ・セル』のターセム監督が製作した、美しい美術品のような感動巨編。自殺願望のあるスタントマンが幼い少女を操るために始めた虚構の物語が、やがて夢と希望を紡いでいく様子を丹念に映し出す。傷ついた青年役に『グッド・シェパード』のリー・ペイス。彼を慕う少女を演じるのは、これが映画デビュー作となるカティンカ・ウンタール。CGに頼らず、世界遺産を含む世界24か国以上で撮影された驚きの華麗な映像に息をのむ。
映画の撮影中に大怪我を負い、病院のベッドに横たわるスタントマンのロイは、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、腕を骨折して入院中の少女アレクサンドリア。
ロイは、動けない自分に代わって、自殺する薬を少女に盗んで来させようと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。それは、愛する者やホコリを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが、力を合わせ悪に立ち向かう[愛と復讐の叙事詩]。少女を操るための他愛のない寓話は、少女に希望を与え、やがて青年自身をも救う壮大な物語へと育っていく・・・。

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