人のセックスを笑うな | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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人のセックスを笑うな
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第41回文藝賞受賞、第132回芥川賞候補作となった山崎ナオコーラのデビュー作を永作博美、松山ケンイチ主演で映画化した恋愛ストーリー。奔放な年上の既婚女性と恋に落ちた結果、振り回されてしまう青年を巡る切なくも瑞々しい恋愛模様を綴る。共演は蒼井優と忍成修吾。監督は「犬猫」の井口奈己。
 19歳の磯貝みるめが通う地元の美術学校に、新任としてやって来た非常勤講師、猪熊ユリ。彼女の教室を足繁く通うようになったみるめだったが、ある日、彼女から絵のモデルを頼まれ、訪れたアトリエで2人は関係を持ってしまう。以来、すっかりユリに夢中のみるめ。一方、彼に秘かな恋心を抱いていた同級生の女の子えんちゃんは、親しくするみるめとユリの姿を目撃して大きなショックを受けてしまう。そんな矢先、ひょんなことからみるめはユリが結婚していることを知る。愕然とし、ユリとの関係を終わりにしようと固く誓うみるめだったが…。
不思議な魅力を放つ作品だった。一見自主映画のように固定カメラで長回しが続くので、普通は飽きてしまうが、不思議と飽きない。原作と、この監督独自の感性がバランスよく合わさっているからか、完成度は高いが万人向け作品ではない。ハリウッド作品になれている方は、多分途中で飽きてしまうと思う。


人のセックスを笑うな

お客さんに主人公のキャラが店長と被ると言われたが。。たしかにこんな感じか。(笑)
最近の邦画は女性監督が熱い!変に暗くなく、哲学していなく、女性ならではの視点は心地いい。