魍魎の匣 | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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魍魎の匣 スタンダード・エディション
“憑物落とし”の京極堂こと中禅寺秋彦が奇怪な難事件に挑む京極夏彦原作“京極堂シリーズ”の映画化第2弾。主演は前作「姑獲鳥の夏」に引き続き堤真一。監督は「狗神」「バウンス ko GALS」の原田眞人。一見バラバラな不可解な3つの事件に隠された“匣(ハコ)”の謎とは。
 終戦から7年後の1952年。“探偵”榎木津礼二郎は、元映画女優の柚木陽子から失踪した娘・加菜子の捜索を依頼される。同じ頃、売れない作家の関口巽は、カストリ雑誌『月刊實録犯罪』の記者・鳥口から少女バラバラ連続殺人事件の記事を任され、若手記者・中禅寺敦子と共に事件との関係が疑われる新興宗教“深秘御筥教”への潜入取材に向かう。一方その夜、謹慎中の木場刑事の後輩で、連続殺人事件を担当する青木刑事は、駅のホームで加菜子が電車にひかれ瀕死の重傷を負った現場に遭遇する。搬送先の病院に駆けつけた陽子は、加菜子を高名な美馬坂医学教授の研究所へ転院させてしまう。そこは、巨大なハコ型をした異様な建物だった。やがて、難解な3つの事件は敦子の兄にして古書店“京極堂”主人・中禅寺秋彦のもとへと持ち込まれることになるのだが…。

楽しめましたが、無駄に長く感じた。第一部、第二部的にすれば、良かった気がする。後半になると、凄い速い展開になって、冒険活劇風になるし、微妙になった。(失笑してしまった。)
日本で撮影していないだろう思われる風景(大陸で撮ったらしい)が、逆に独自な世界観を醸し出していて良かったし、要所要所で笑る箇所があったが、後半が微妙すぎる。ラストも。

制作している方たちは、後半部分は何も思わなかったんだろうか??