依然として僕の両親と兄家族の安否はわからないままだ。

両親は携帯持ってない。兄はケイタイ持ってるから、と思って何度もメール送っているんだけど、返信はない。

そんな時に盛岡在住の知人のKさんとメールが繋がった。

僕の実家にわりと近所でもあるのでどんな様子か聞いてみたんだけど、

あの地震からずっと今も停電状態。携帯等の電子機器の充電は車のシガーソケットからのみだそうだ。

ろうそくに火を灯して暖はペットの犬をだっこすることでとっているそうだ。あの極寒の地盛岡でだ。

しかもまともに買い物も出来なければ、給油もできないそうだ。

僕の近所のガソリンスタンンドでさえ
地震があった日からガソリン入手の目処がたたないと閉まったままだ。

Kさんいわくきっと兄は電話を充電することができないのだと。

しかも僕の両親が住んでいるブロックは停電の上、断水状態だという。
(Kさんの住んでる場所は水は大丈夫なそうだ。)
Kさんが気をきかして僕の実家を見に行ってくれたみたいだけど、人気がなかったそうだ。

いったいどこに行ってしまったのだろう。

僕の親ももう今年で80歳なんだけど、この寒空の下いったいどういう状態なんだろう。

想像しただけで、とても大変な状況だってのはわかる。

ある意味僕の両親、兄家族は行方不明者だ。確認しようがないのだから。

もしこのブログを読む機会があったら、コメントでいいので無事だと言ってくれたらと思う。

今日はSCRIPTのワンマンライブの日だった。

ライブってよっぽどのことがなければ中止はしないものなんだけど、

今回は今まで生きてきた中で一番よっぽどな日なのだ。

交通は未だ全復旧してない。日本全国的に全国民を不安に陥れた地震。天災だから抗うことなんてできないんだけど。

みんななんとか無事に息をしていてでもどこか不安げだ。

正直地震来たときはもうダメなんだろうなって思ってしまったくらいだったから。

そう僕も不安だった。

色んな理由があれど、でも一番僕の心のネックになっていたものそれは「楽しめる気分じゃない」ってことだった。やる方も見てる方も楽しめないのに無理にライブやる必要があるのだろうか。

そんな気持ちのままうまく眠れずに、そして今日、朝を迎えて思ったのは

「今はそれぞれみんながやるべきことをやって、ライブはまた全体的にコンディションのいい時にやればいいじゃん。」だった。

朝電話で渡邊君に僕の思いを話して

渡邊君も同調してくれたし、ルイードK4のブッキングマネージャーもよく理解してくれた。

今回ライブの開催するかしないかに時間をかけてしまったのは非常に申し訳ないと思ってます。

でもやっぱり聴きにくる方もやる方もお互いハッピーでなければね。

僕はかなりの人に責められるんだろうなと思ってたんだけど、

皆さんのコメントを読んで救われました。

今日のライブは中止だったけれど、絶対次回、振替えでライブがしたいと思ってるぜ。

いい報告ができるまでファンの皆さん待ってもらえたらと思ってます。

今日は全国的に停電で困っている人たちのことを思ってなるべく節電して一日を過ごしました。

一人でも多くの人たちが一人でも多くの人たちを救えたらって考えれば意外に沢山の人達をハッピーにできるのかななんて考えてしまう、そんなササキでした。SCRIPT-01maitta