日本一の学校給食、長野県上田市真田町
昨日は、心の底から楽しみで、楽しみで眠れないくらいの大行事があった。それは、なぜ私が政治を志したか? そしてその答えが隠されているといってもいいくらいの日本を代表するポイントがある学校訪問であった。
荒れた学校を、配属された食育の教育長が、子供たちの食を変え、人間形成にまで影響を及ぼし、非行、犯罪、不登校をなくし、最後には学習能力まで引き上げることに成功させた食育校の鏡ともいうべきモデル校。今回の視察を文京区の委員会に提案したが、食育には何の関心もない文京区からは即却下。私は今日一人で、尊敬してやまない食育の神ともいうべき大塚貢先生を訪ねて、長野県の上田へ。上田市の真田村。車でわざわざ迎えに来て下さり、さっそく学校へ。学校長、栄養士さんを交え、到着するや否や速攻に会議開始。私も栄養に関し全く同意見であるから意見交換ではなく、仕掛けの順序から説明をいただく。2時間半ディスカッション。その後、校舎内視察。ここはヒントとなるテーマが選り取り見取りに満載されている。校舎には温かみを感じるふんだんに木が使われていて、何よりも3段からなる複雑な土地に見事に立派にたち、驚くのは廊下も入口も踊り場もすべてにおいて広い。相当な良い意味での無駄がある。立てる際に、その無駄に関し相当な役人の反発があったそうだ。しかし、人間改革に熟知した大塚先生は数字ばかりに目をとられる役人の考え方には、まったくやひるむことなく、この無駄がむしろ生徒の心にゆとりを持てる感性を育てる教育ができることを確信している。確かにひろい。入り口で、吹き抜けで軽く3階分はある。旧校舎では車道から、まっすぐ校舎に入れない。いったん坂を下り校舎に入るまさに登校でなく下校になった旧校舎から一転。新校舎は、地下部分を自転車置き場にし、まるで大きな橋を架けるようにそのまま車道から入ってこれる。その橋の工事だけで約1億。しかし、である。校舎自体は鉄筋コンクリートだが校舎内には、窓のサッシ、壁、天井、すべて木材。寒い長野で結露も一切できない。一般的に長野県では50億円くらい、学校一軒作るのにかかるところを、約半分ですませたという。理由は、またこの食育の大塚先生が長野中を駆け回り、安くいい資材を自ら探して注文してきた。校舎隅々まで渡る設計、材料の確保、給食の完全米飯化、そして花壇教育。この最後の花壇教育もすばらしい。春になると、土と肥料を泥んこになりながら生徒自身で鉢にもらせ、種をまき、夏の終わりには学校中に生徒のまいたサルビアの真っ赤な花が一面に咲く。生徒の中には、夏休みなんかも心配で水をわざわざやりに来るのはもちろん、夜わざわざ親の車で連れてきてもらって、一鉢一鉢にしかもホースでなくお花にやさしいじょうろで水を花にやりにくる生徒も絶えないらしい。無駄な設計、極度に汚れる植木の手入れ、資材調達には大手ゼネコンからの圧力、そして海のない長野からは非難の嵐であった魚とご飯主体の給食。すべてにおいて厄病神というニックネームがつくほど、役所から、先生から、生徒から、PTAから嫌われ者になったらしい。それが、である。花が咲けば、花壇への文句が一気にとまり、不登校犯罪非行が激減し、校舎の無駄の文句が一気におさまり、やる気に持ちあふれ、やさしい生徒の変貌していく姿を見て、給食への批判も完全になくった。いまや上田の神的存在。この方が、助言した市町村は後を絶たない。この先生の助言で、市全体の米飯政策を市長が断行し、もうすでに多くの街がやさしさと、思いやりにあふれる学校に変わってきている結果が出ている。みんなこの先生のプロジェクトを聞きに視察に来る。日本中を飛び回っているような、お忙しい先生にもかかわらず、朝から晩まで私だけにつきっきりでお付き合いくださいました。昨日の給食は、毎日提供されるメインの発芽玄米入りごはん、海老団子と野菜のスープ、竹輪揚げ、ひじきの野菜、ちりめんじゃこ、牛乳、ミカン。誰も一切残してませんでしたし、アトピーがひとりもいない。二年生のみんなと一緒に食事。みんな元気。食後は私のスピーチと彼ら男子生徒に技かけが始まった。スーツ姿にも関わらずついついグランドに展開。みんな素直でよいこでした。最後は、真田幸村に関する城、山、兵法、井戸、家、すべて見学してきました。詳しいここでのデータは、今後の代表質問等でお楽しみを。充実の上田視察でした。文京区の子供たちの改革は、食の改善なくして前進なし。




荒れた学校を、配属された食育の教育長が、子供たちの食を変え、人間形成にまで影響を及ぼし、非行、犯罪、不登校をなくし、最後には学習能力まで引き上げることに成功させた食育校の鏡ともいうべきモデル校。今回の視察を文京区の委員会に提案したが、食育には何の関心もない文京区からは即却下。私は今日一人で、尊敬してやまない食育の神ともいうべき大塚貢先生を訪ねて、長野県の上田へ。上田市の真田村。車でわざわざ迎えに来て下さり、さっそく学校へ。学校長、栄養士さんを交え、到着するや否や速攻に会議開始。私も栄養に関し全く同意見であるから意見交換ではなく、仕掛けの順序から説明をいただく。2時間半ディスカッション。その後、校舎内視察。ここはヒントとなるテーマが選り取り見取りに満載されている。校舎には温かみを感じるふんだんに木が使われていて、何よりも3段からなる複雑な土地に見事に立派にたち、驚くのは廊下も入口も踊り場もすべてにおいて広い。相当な良い意味での無駄がある。立てる際に、その無駄に関し相当な役人の反発があったそうだ。しかし、人間改革に熟知した大塚先生は数字ばかりに目をとられる役人の考え方には、まったくやひるむことなく、この無駄がむしろ生徒の心にゆとりを持てる感性を育てる教育ができることを確信している。確かにひろい。入り口で、吹き抜けで軽く3階分はある。旧校舎では車道から、まっすぐ校舎に入れない。いったん坂を下り校舎に入るまさに登校でなく下校になった旧校舎から一転。新校舎は、地下部分を自転車置き場にし、まるで大きな橋を架けるようにそのまま車道から入ってこれる。その橋の工事だけで約1億。しかし、である。校舎自体は鉄筋コンクリートだが校舎内には、窓のサッシ、壁、天井、すべて木材。寒い長野で結露も一切できない。一般的に長野県では50億円くらい、学校一軒作るのにかかるところを、約半分ですませたという。理由は、またこの食育の大塚先生が長野中を駆け回り、安くいい資材を自ら探して注文してきた。校舎隅々まで渡る設計、材料の確保、給食の完全米飯化、そして花壇教育。この最後の花壇教育もすばらしい。春になると、土と肥料を泥んこになりながら生徒自身で鉢にもらせ、種をまき、夏の終わりには学校中に生徒のまいたサルビアの真っ赤な花が一面に咲く。生徒の中には、夏休みなんかも心配で水をわざわざやりに来るのはもちろん、夜わざわざ親の車で連れてきてもらって、一鉢一鉢にしかもホースでなくお花にやさしいじょうろで水を花にやりにくる生徒も絶えないらしい。無駄な設計、極度に汚れる植木の手入れ、資材調達には大手ゼネコンからの圧力、そして海のない長野からは非難の嵐であった魚とご飯主体の給食。すべてにおいて厄病神というニックネームがつくほど、役所から、先生から、生徒から、PTAから嫌われ者になったらしい。それが、である。花が咲けば、花壇への文句が一気にとまり、不登校犯罪非行が激減し、校舎の無駄の文句が一気におさまり、やる気に持ちあふれ、やさしい生徒の変貌していく姿を見て、給食への批判も完全になくった。いまや上田の神的存在。この方が、助言した市町村は後を絶たない。この先生の助言で、市全体の米飯政策を市長が断行し、もうすでに多くの街がやさしさと、思いやりにあふれる学校に変わってきている結果が出ている。みんなこの先生のプロジェクトを聞きに視察に来る。日本中を飛び回っているような、お忙しい先生にもかかわらず、朝から晩まで私だけにつきっきりでお付き合いくださいました。昨日の給食は、毎日提供されるメインの発芽玄米入りごはん、海老団子と野菜のスープ、竹輪揚げ、ひじきの野菜、ちりめんじゃこ、牛乳、ミカン。誰も一切残してませんでしたし、アトピーがひとりもいない。二年生のみんなと一緒に食事。みんな元気。食後は私のスピーチと彼ら男子生徒に技かけが始まった。スーツ姿にも関わらずついついグランドに展開。みんな素直でよいこでした。最後は、真田幸村に関する城、山、兵法、井戸、家、すべて見学してきました。詳しいここでのデータは、今後の代表質問等でお楽しみを。充実の上田視察でした。文京区の子供たちの改革は、食の改善なくして前進なし。



