岳の幟(たけののぼり)
長野県上田市別所温泉で、毎年7月15日に一番近い日曜日に行う室町時代から500年以上続く「雨乞い」祭りは、昨日の続きになります。夫神岳から下りて来て、ここで笛・太鼓が加わりお囃子と共に温泉街に向かう。
保存会の旗の後ろで反物を吊した幟(のぼり)は昇り龍を意味しているが、雨に濡れて重くなったのだろう、竹竿が折れてしまっている。
巫女さんと役員が続き
太鼓を叩く子供達、その後に武士姿の横笛、最後に幟(のぼり)を持った隊列が続く
石碑のある辻にさしかかると
巫女さんがお祓いをしてから行列は進む
石碑には何が書かれていたか調べなかったが、一番右の石碑には写真をアップで見ると「右松本、左??道」と彫られている。
一行は徐々に民家のある場所にと進でいく。
このお祭りは、国の選択無形民俗文化財に指定された珍しいお祭りで、長野県冬季オリンピックの閉会式でも日本の奇祭ということで参加している。
湯川に架かる御荷取橋を渡ったところで
また、巫女のお祓いを受けて
一行は橋を渡り
湯川に沿って
別所温泉の温泉街へ向かう
温泉街入口の石湯の前で一旦休憩を取り、ここで繰り広げられる地元の小学生たちが竹を打ち鳴らす「ささら踊り」や、若手の「獅子の舞い」などを見学する。その様子は明日のブログに載せる予定です。