渡月橋(とげつはし)
岐阜県養老町高林にある「養老の滝」に行く途中の風景を
紅葉橋
自分なりに写し取ってみました。
滝川惟一詩碑
多度山高跨二州 飛泉百尺壁崖流
一条縞練懸如曬 萬点明珠[石辛]不収 【注  :  石に辛で一文字】
曽為先王療痼疾 又教孝子解窮愁
喜吾衰境受恩厚 千里来為養老遊
   濃州笠松令滝川惟一題
 文化九年壬申夏滝令寄似比詩予為
多度の山高くして二州にまたがり、飛泉百尺崖をつんざきて流る、一倏のこうれん懸かってさらすが如く、萬点の明珠はくだけておさまらず、曽つて先王のためこしつをりょうし、又孝子をしてきゅうしゅうをとかしむ、喜ぶ吾がすいきょう恩をうくることあつし、千里来って養老の遊びをなす。
万代橋
滝への整備された遊歩道
滝への道
滝まで約109mの一丁と彫られた道標。
説明文

梁川 星巌(やながわ せいがん)養老改元詩碑
養老の滝が右側に見える。

[養老改元光史編]。    [養老の改元、史編を光(て)らす]
至今百丈瀑泉懸。    今に至るまで百丈、瀑泉懸(かか)る
寒風珠玉噴爲雨。    寒風に珠玉、噴きて雨と為り
白日雷霆轟在天。    白日に雷霆、轟きて天に在り
萬乗宸遊良有以。    萬乗の宸遊[御幸]は良(まこと)に以(ゆゑ)有り
四疆民瘼果皆痊。    四疆(きょう)の民瘼(みんばく:人民)果して皆な痊(い)ゆ
滂沱不[まだれ+晷]大君德。滂沱として[涸]れず、大君の徳
盥沐何惟千億年。    盥沐(かんもく)するは何ぞ惟(ただ)千億年のみならんや
説明文
養老の滝
滝の水が酒に変わったという孝行息子の伝説「孝子源丞内」の昔話を秘めた、高さ30m幅4mの名瀑。
養老の滝
まだ、新緑が美しい滝は
養老の滝
秋になると、酒に酔ったかのように紅く染まるみたいですね。
養老の滝滝壷
伝説のようにこれが酒だったら、酒飲みにはたまらないよね。
養老の滝の横にある名前も分からない滝には、たくさんのオミクジと絵馬が掲げられていた。