CNW-319 アンテナチューナー  | Ham Radio 修理日記

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DAIWA製 アンテナチューナー CNW-319
メータが振れないとの事でお預かりしました、
 
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パワーを入れても全くメータが振れません、チューナーとしては働いています、先ずメーターを
チェックすると反射側のメーターが内部で断線しています、
進行波側のメータは生きているので、メーター以外にも不良が有る様です。
検出部の出力を見ると、LED用の電圧は出ていますが、メーター用の端子に出力が有りません。
 
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開けて見るてすぐに分かりました、抵抗が焼け、ダイオードがオープン、ピックアップコイルが焼けていました。
 
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ここまで焼けていても抵抗値は出ています。進行波側は18Ω、反射波側は22Ωです、
ダイオードは1N60でしょうか、同じものと取り換えます。
 
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コアーに巻いてある、コイルが焼け黒ずんでいます。
 
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巻き直しました、絶縁チューブに焼けた跡が残っていますね。
 
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取り付けます。
 
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このトリマーで進行波、反射波のピークを取ります。
手前にあるボリュームで20W、150Wそれぞれパワーの校正をします。
 
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しかし、反射側のメーターはどうする事も出来ません、メーターのコイルを巻き直す事は…
アンテナチューナーとしては反射波が出ないとどうにもなりませんね、
メーターは交換するしか手が有りませんね、残念です。
 
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