文楽キャラバン -2024-
NHK大阪放送局アトリウムであると聞いたので、楽しみに出かけました
NHK大阪のアトリウムに特設ステージができていました
観覧無料!
そして写真・動画撮影もOK!
写真も動画もOKとは嬉しすぎます
劇場では撮影できませんから。
公演は、司会者、英語通訳者もいて、3部構成でした。
太夫、三味線、人形の役割解説
文楽体験
ミニ公演
文楽を初めてみる人や外国人にもわかりやすい公演でした
私は文楽初心者ですので、あらためて太夫、三味線、人形の解説に興味津々でした
人形浄瑠璃文楽は、江戸時代に大坂で生まれた、日本を代表する伝統芸能のひとつ。
太夫(たゆう)、三味線、人形が一体となった総合芸術です
太夫は、語り手で、一人で何役の声を使い分けます。
解説では若い娘、お姫様、お婆さん、そして侍と同じセリフを違う声色で実演してくれました。
文楽で使う三味線は、太棹三味線で重厚な太い音色ということで、三味線も様々な情景の実演をしてくれました。
桜が満開の時の音色と紹介があった音色は、桜が咲いている華やかな情景が思い浮かびましたよ
そして、人形の解説は皆さん、釘付けでした
文楽は1体の人形を3人の人形遣いが操ります。
主遣い(おもづかい)、左遣い、足遣いです。
実際にそれぞれのパートを動かしてくれました。
主遣いは首(かしら)と右手を動かします。
左遣いは左手を動かしたり、小道具の出し入れをします。
足遣いは人形の両足を動かします。
女形の人形の足は足の形がないと説明がありました
着物の中の足、どうしているのかというと、両手で動かしているのですね
主遣い、左遣い、足遣いの息の合った操作で、人形が生きているような動きになります
人形遣いは足遣いから始め、足遣い10年、左遣い10年を経て主遣いになれるそうです。
ちなみに、本番中は主遣い以外は黒子になります。
なので、この解説会では、3人のお顔を拝見でき貴重でした
人形の重さは、女形で3キロ、男形で5キロ、鎧を着た人形などは10キロにもなるそうです。
男形の人形には足の形があります。
人形も背が高くなりますね
文楽キャラバンでは、この男形の人形を希望者3人が体験できました。
お子さんや外国人の希望者もいて、皆さん貴重な体験でしたね
そして、ミニ公演です
三番叟(さんばんそう)は、五穀豊穣のおめでたい舞とのこと。
主遣いは、吉田玉翔さんと吉田玉佳さん
動画も少しだけ
2体の人形にだんだん魅かれていきますよ
文楽の舞台をこんな間近で見たのははじめてです!
そしてなんと、人形が舞台下へおりてきました!!
客席の間を鈴を鳴らしながら歩きます!!!
玉翔さん、近すぎる~
こんな近くで見てよいのかと思う距離でした
玉翔さんも三番叟の人形もカッコよすぎです
最後にフォトセッションタイムまでありがとうございます
劇場では味わえない公演を楽しませていただきました
ますます文楽ファンになりました
日本の方にも外国の方にも もっともっと文楽の魅力を知ってもらえるといいです!