大阪城・乾櫓
お天気がよく、よい写真が撮れたので、今日は気合いを入れて、乾櫓を紹介したいと思います!
五月晴れ、ポスターのような写真が撮れました
(ちなみにスマホ撮影です)
西外堀の水がきれいに見えます
乾櫓(いぬい やぐら)は、現在大阪城に残る古建造物のうち、千貫櫓とともに最古の建物です。
1620年創建で、重要文化財に指定されています。
その乾櫓の内部が9年ぶりに公開されています
この櫓は西の丸の西北に建てられています。
江戸時代、「西北」を「戌亥(いぬい)」といい、「乾」とも書きました。
櫓、石垣の隅が北西を向いています。
西の丸から天守閣の眺めは最高です
そしていよいよ乾櫓。
乾櫓、実は、L字形をしています
大阪城の櫓でL字形は、この乾櫓だけです。
南側の扉から入ってすぐ、西側の通路
広い!明るい!
午後の日差しが差し込んでいました
L字の角の部分
↓
北側の通路
↓
部屋は3つありました。
私が一番見たいと思っていた床
↓
上の写真が西側通路、下が北側通路。
どちらも手斧(ちょうな)削りの痕が見られます
江戸時代の職人さん技ですね
千貫櫓や多門櫓の床も手斧削りだったそうですが、毎年一般公開していて、
たくさんの人がスリッパで歩くので擦れて、手斧削り痕はわからなくなりました
乾櫓は9年ぶりの公開なので、まだこんなにはっきり見ることができます
手斧削りの床を見たい方は、はやめに行った方がいいですよ
乾櫓は昭和30年代に解体修理をしているそうで、一部、新しい部材を使用しているところもあるそうですが、
床や柱など江戸時代のものでしょう。
石落としもあります。
そして、窓がたくさんあって、想像以上に外がよく見えます
北側は追手門学院と新しくできたダブルツリーホテルがよく見えます
それにしても石垣の勾配と反りが美しい
南西側は、大阪府庁舎、大阪府警本部や歴史博物館などの建物が見えます。
乾櫓は、三方正面の櫓とも呼ばれたそうです。
西の高麗橋や城下町、北東の京街道へ続く道、南の上町方面を眺めることができたのですね。
乾櫓は総2階づくりで、1階と2階の床面積は同じだそう。
いずれも186.23㎡。
1階の梁です
階段は新しい?
2階は公開されていません。
古い部材の展示がありました。
櫓内にガイドさんがいらっしゃって、いろいろと詳しく教えてくださいました。
乾櫓は、「見る櫓・見せる櫓」だったと、説明されました。
あらためて、外観の写真
かなり威圧感のある大きな櫓です
「見る櫓・見せる櫓」に納得しました
乾櫓のチケットは800円(西の丸庭園入場料込)です。
限定で、特別記念符をいただきました