4月22日、四天王寺の聖霊会を初見物しました
聖霊会(しょうりょうえ)は、
毎年4月22日、聖徳太子の命日をしのんで行われます。
四天王寺の行事の中でも最も重要で大規模な法要です。
法要と舞楽が一体となった舞楽大法要。
六時堂前にある石舞台で披露されます。
聖霊会の舞楽は重要無形民俗文化財に指定されているそうです
石舞台で様々な舞楽が演じられます。
そして始終、雅楽が演奏されています。
聖霊会次第は、なんと5時間にわたって続きます
六時堂は、現在、保存修理工事中です。
赤色の飾りは、曼殊沙華(まんじゅしゃげ)といい、天上に咲く花を模しているそう。
よく見ると何かぶらさがっています。
燕の造り物だそうです
高さ4m90cm、太鼓面径2m25cmとのこと
太鼓は牛一枚皮を張ってるそうで、現在も破れることなく貼られていました。
重要文化財になっていますが、なんとこの古い太鼓は昭和60年頃まで使われていたそうです。
現在の鼉太鼓はそれ以降、使われているということです。
聖霊会の日は、伽藍の中へ無料で入場できます
五重塔の扉が開いていたので中に入り、螺旋階段で最上階へ上がってみました。
中はたくさんの五重位牌が安置されていました。
写真撮影不可です。
狭い螺旋階段で、一気に上り下りしたので、翌日、ふくらはぎがひどい筋肉痛に。
興味本位で登ってはいけないと反省
1959(昭和34)年に再建された五重塔は、鉄筋コンクリート造で高さ37m。
何度も焼失している塔は8代目だそうです。
外観は法隆寺五重塔を模した飛鳥時代の様式です
中心伽藍周辺では露店が開かれていました。
アンティーク品?、古い着物などけっこうなんでもありでした
ところで保存修理工事中の六時堂は、大林組と金剛組の共同で修理が行われているようです
1623年建立の古い六時堂(六時礼讃堂)は、重要文化財に指定されています。
瓦をすべて外したようですね。大変な作業です
四天王寺のすぐ近くに金剛組の本社があります。
金剛組は日本最古の企業ともいわれ、創業は578年
四天王寺とともに歩んできた大工集団ですね。
大阪検定の勉強を始めてから、聖霊会を見たいと思っていて、ようやく実現しました
池にいる亀たちは特等席ですね