大阪くらしの今昔館で、雛飾り展示とともに、企画展「文様彩集」を鑑賞しました
大阪くらしの今昔館が所蔵する近世・近代の資料の中から、魅力的な文様を選りすぐって紹介しています
写真撮影OKです
明治~大正時代の品々です
江戸後期~明治時代の弁当箱、重箱。
美しいですね
煙草盆。
京漆器の老舗で製作されたもの、
昭和時代。
会津椀、1825年もの。
吉野塗、
江戸後期〜明治時代。
奈良・吉野地方は古くから漆と木材の産地で、江戸時代には吉野塗が特産品だったそうです。
チラシポスターにもありますが、こちらの茶碗(陶磁器)の柄と色、素敵でした
これは何をモチーフにしているでしょう?
↓
コウモリですって
中国では蝙蝠の「蝙」が「福」と同じ発音のため、時に皇帝の着る衣服に描かれるなど、
幸福を呼ぶシンボルとして好まれてきたそうです。
また多産であることから子宝に恵まれるとも言われているそう。
こうした影響を受け、日本や朝鮮半島でも吉祥文様として使われてきたとのことです。
大正~昭和初期の挿櫛(さしぐし)と笄(こうがい)
今でも使えるデザインと色合いですね
帯や着物の展示もありました
大正時代末の友禅染の打掛
この打掛に見とれてしまいました
なんと、裏地には群鶴が織られています
この打掛もすごい!
モダンな水玉模様かと思いきや、揚羽蝶紋が織りだされています
吉祥づくしの帯
大正末期〜昭和初期の菱文小紋。
約90の文様のある品々が並んでいます。
目の保養になりました
4月7日まで開催しています。