大阪中之島美術館で開催中のモネ展へ
東京展で大好評だったモネ展は、大阪でも人気を博しています
モネ
連作の情景
国内外40館以上のモネ作品を厳選、
モネの代表作約70点を一堂に鑑賞でき、うち約10点は大阪展限定とのこと
Claude Monet
1840-1926
パリ生まれ
印象派画家
5階展示室の入口からワクワクです
ここからネタバレです。
現地に行く方はスルーしてくださいね〜
あなたはモネに包まれる。
ですって
写真撮影は最後の展示室あたりの約10点ほどがOKでした!
「モネといえば、睡蓮」
くらいの知識しか持ちあわせていない私は、まずは睡蓮を見たいと思っていたところ...
なんと写真撮影OKな作品が睡蓮の連作でした
しかもパンフレットで何度も眺めたこの作品
自邸に造った池で睡蓮を栽培し、周りに柳やポプラを植えたそうで、
横からも眺めらますよ
ひいてみると、実はこんな空間です
この展示室は、睡蓮の色で統一されています
台座がスイレンのよう
となりの作品も睡蓮
向かい側も睡蓮
こちらは大きな作品です。
明るく暖かい色彩のハーモニー
78歳頃の作品だそうです。
藤の作品もありました
こちらは、80歳頃の作品です。
大阪展限定の展示です
「芍薬(シャクヤク)」
「睡蓮の池」
こちらも大阪展限定展示でした。
モネは1899年(59歳)頃から「睡蓮」に本格的に取り組んだそう。
模索を続けて見出した会心の構図が、この縦長の画面だそうです。
池の水面に柳やポプラが映りこんでいますね
晩年、目を患いましたが、86歳で亡くなる前まで描き続けたのが、睡蓮やジヴェルニーの庭の情景だったそう。
睡蓮の作品は約300点にも及ぶそうです
ジヴェルニーは、セーヌ川下流の村。
モネが40代の頃、移り住み、終の棲家になります。
展示室を出たところに、「ジヴェルニーの池」の写真がありました
モネが見た睡蓮の景色と同じかな
睡蓮以外で撮影OKは、ロンドンの「ウォータールー橋」です。
60代頃の連作で、41点残っているそうです。
時間帯で違ったニュアンスになります。
上の作品は「曇り」の情景。
下の作品は「夕暮れ」だそうです。
↓
こちらは「日没」の情景。
↓
モネは何度も同じ場所を訪れ、季節や天候、時刻によって変化する様子を描いたことがよくわかりました。
展示室入口にこんなパネルがあります
こちらの実物は写真撮影不可ですが、この作品はメトロポリタン美術館所蔵です
2点の作品がならんでいましたが、構図が少し違い、光の加減や波の様子が異なるので別ものに見えました。
40代頃の作品で、力強さも感じます
パネル中央になっている、この作品も素敵でした
↓
「ルーヴル河岸」
1867年(27歳)頃の作品です
セーヌ川沿いのルーヴル海岸通りだそうです。
20代のモネが描いたパリの街並みです
そして、
「ジヴェルニーの積みわら」
展示室の解説より。
印象派の作品の特徴は、同時代に取材し、移ろう光や時間の一瞬をとらえて描く、身近な光景をいきいきと明るく...
なるほど、印象派の作品は日本人好みでしょうね
(チラシを撮影)
モネ28歳頃の作品で、珍しく人物を描いています。
椅子に座っているのはモネの妻と幼い長男です
若い頃はサロンに落選続きで、生活は苦しかったとのこと。
約70作品がおおよそ年代順に展示されています。
睡蓮の連作は晩年の作品で、どのようにモネの作風、連作が変化していくのかよくわかりました。
ゆっくり2時間鑑賞しました
平日でもそれなりに混んでいました
当日券売場も混雑しているので、事前にオンライン購入か、金券ショップなどでチケットを用意して行った方がいいと思います。
チケットがあれば、直接、5階展示室へ行けます。
ちなみに梅田の金券ショップへ事前に行ったら、チケットは売り切れ中か、あっても2480円とほぼ定価でした。
なので私はオンライン購入にしました
モネ展の売店は5階です。
ここは誰でも入れると思います。
鑑賞を終えた方々が、モネグッズをたくさんお買い求めでした。
私もつい、かわいい缶入りクッキーを買いました
モネ展
会期は5月6日まで。
終盤はさらに混みあうと思いますので、早めの来展がいかもしれませんね。
4階の展示室では、福田平八郎展がはじまっています