ここはどこでしょう
オーストリア・ウィーンではありません。
大阪の方はもうわかりますね~
大阪・舞洲(まいしま)にあります
大阪広域環境施設組合 舞洲工場
なんと、大阪市のごみ焼却場です
大阪市の市章みおつくしが一番高いところにあります
世界的に有名な画家・建築家の
フンデルトヴァッサーが手がけた建物です
フンデルトヴァッサー(1928-2000)は
20世紀後半のウィーンで最も有名な芸術家といわれるそう
彼のモットー「都心に木を植えよう!」
の通り、舞洲工場の屋上や周囲に木が植えられています
また「自然界に直線や同一物が存在しない」
という理念の通り、舞洲工場も直線でない線や形の違う窓が強調されています
壁面の赤と黄色のストライプは工場の内部で燃焼する炎をイメージしているそう
ここが本当にごみ焼却場なんです...
ちなみにこの壁の右奥にごみ収集車が出入するゲートがありました。
ごみ焼却場のすぐ近くにある、スラッジセンターも奇抜です
下水汚泥処理施設とのこと。
こちらもテラスや屋上に木が植えられています
色鮮やかなタイルがオシャレです
スラッジセンターの塔。
これ煙突?
舞洲工場は1997年着工、2001年竣工だそう。
2008年オリンピックを大阪に誘致する目的もあり、莫大な公的資金を投じて建てられたそうで、
ずいぶん批判もあったようです。
確かにごみ焼却場ではもったいない...
(論点はそこではないか)
ウィーンにもフンデルトヴァッサー作のごみ焼却場があるそうです。
またフンデルトヴァッサー・ハウス(集合住宅)やクンストハウス・ウィーン(芸術の家)も
ウィーンの観光ポイントとして有名です
昔、ウィーン旅行した時に購入した本にフンデルトヴァッサーの紹介もありました
懐かしい~
ウィーン、また行きたいなぁ
ということで、
ウィーンに行かなくても大阪でフンデルトヴァサーの作品を楽しめます
2025年大阪・関西万博に、舞洲方面からアクセスする場合、この建物は必ず目に入りますよ
ちなみに、扇町にあるキッズプラザもフンデルトヴァッサーの建築です。
こちらも今度、写真を撮りに行こうと思います
舞洲工場は予約で内部見学もできるようですね。