小豆島の天狗岩丁場には、
400年前に大坂城に運ばれなかった残石がたくさんあります
それらの石には、石を割った跡、割ろうとした跡が見られます
石を割るためにあけた穴を矢穴(やあな)といいます。
矢穴をあけた石がある、ある
矢穴をこんなにたくさん見たのは初めて。
もうテンションあがっちゃいます
大阪城の石はすでにきれいに割られた石ですから、矢穴を見ることはあまりないので
石の割り方は、
まず、矢(くい)をさすための穴をあけます。
その矢穴に木製や鉄製の矢をさします。
そして、ハンマーでたたく!
きれいに割るには、石の目(石が割れやすい方向)を見極めて、
そこに矢穴をあけることだそうです。
400年前の石工さんの技術、すごいですね
小豆島の大坂城残石記念公園の展示室に、
石を割る道具などの展示がありました
大きな石を石垣サイズに加工していくのも見事な技術です
さて、これらの石は、花崗岩です。
大阪城の石垣は9割以上が花崗岩で統一されています
花崗岩は、地下深くでマグマが冷えて固まった岩。
石垣に使われるのは花崗岩の硬い部分が使用されているそうです。
はじめてコアストーンの説明を知りました
コアストーン
まさに、花崗岩の中の花崗岩!といった感じです
ちなみに墓石でよく使う御影石も花崗岩です。
磨くと墓石のようにきれいになるんですね
天狗岩丁場でみかけた、この矢穴
頭上です
どういうこと?下から割るの?
この岩と岩の間を抜けて振り返ると、
巨石がふたつ もたれあっていました
左側の巨石は見事に真っ直ぐに割れた跡があります
この割られた片割れは巨石として、大阪城に運ばれているのかな?
あ~いろいろ想像して、見飽きません
現代の石工さんが400年前の技術で石を割る挑戦をした動画がありました!
現代の石工さんの挑戦もあついですね
大阪城 千貫櫓と石垣と堀
石丁場から切り出された石たち、
小豆島からどうやって大坂城まで運ばれたのでしょうか?
つづく…