大阪天満宮の近くに天神橋筋商店街があります
日本一長い商店街で有名な天神橋筋商店街、
その距離なんと2.6キロ
地下鉄2区間分の長さに600もの店が軒を連ねているそうです
天神橋筋1丁目~6丁目まであります。
江戸時代、大阪天満宮の門前町として栄えたのが始まりだそうですよ。
さて、その大阪天満宮に近い2丁目のアーケードにこんな人形が飾られています。
(南側)
(北側)
いつもなんの人形だろう、と思っていたら、天神祭と関係のある人形でした
御迎え人形と呼ばれています
江戸時代、渡御先の村の人たちが人形を作り船に乗せて飾り、神様の船を迎えに行っていたそう。
2~2.5メートルの大きな人形だそうです。
江戸時代末期には50体あまりあったそうで、現在も16体も残っているそうです。
すべて大阪府有形民俗文化財に指定されています
御迎え人形は、当時流行の人形浄瑠璃や歌舞伎の登場人物がモデルとのこと。
商店街のアーケードに飾られた人形は、それらのレプリカというわけです。
宵宮の日、大阪天満宮に本物の御迎え人形が展示してありました
大阪府有形民俗文化財なのに、おもいっきり西日を浴びていましたよ
神功皇后の御迎え人形もありました。
こちらは昭和5年に復元したものだそうです。
人形が身につけている緋色は、疫病祓い の祈りが込められているそうですよ
そういえば、6月に大阪歴史博物館へ行った時、
エスカレーター前の壁に展示されていたパネル「浪速天満祭図」の写真を撮っていたことを思い出しました
「浪速天満祭図」
1859年歌川派の浮世絵師が描いた木版画
この図の中に、御迎え人形がたくさん描かれています!!!
写真を拡大して見ると、ありました、ありました
先週見た、「関羽」の人形
よかったら、写真を拡大して赤丸の中を見てください
あ、それよりも本物の絵、
国立国会図書館デジタルコレクションで拡大して見てくださいね~