イメージの翼ー6 大崎クラス | 大崎淳治

大崎淳治

グラフィックデザイナー

僕が教えるのは大学の芸術学部4年生。
大学最後の一年、イメージの翼をいっぱいに広げて、
空高く飛んでいってほしい…。
2課題目のテーマは「4」。

「4」というテーマから自由に発想・着想して、
世界にひとつだけのコミュニケーションを構築すること目指してもらいます。

幼い頃、野原で四葉のクローバーを見つけた時のような、
トキメキや喜びを思い出して、みんなが笑顔になるような
そんなコミュニケーションを期待しています。
単純なテーマのようですが、発想の迷路にハマって出口が
分からなくなっても、できるだけ、いろんなトビラを開いたり、
寄り道をしてきてください。
そこにヒントが隠されているかも知れません?

今日、紹介するのは、
「something 4」という結婚式で花嫁が身につけると
幸せになれると言う欧米の縁起ものをブランド化したいと言って来たMさん。
女性らしい発想です。
「someting 4」すなわち
「someting blue  青いもの=純」
「someting borrow 借りたもの=絆」
「someting new 新しいもの=豊」
「someting old 古いもの=幸」を
それぞれを花言葉に置き換えて、
四寸箱を四つに組み合わせた
フラワーボックスに仕立てたギフト。
パッケージに結ばれた赤い糸も4に見えます。
そして、中を覗くと美しい花で型どられた4が浮かび上がっています。
また、そっと添えられたリーフレットを広げると「4」が表れます。
とことん「4」にこだわった発想。
ブランドネーミングも「something 4」と「for you」の造語で、
「something 4 you」発音にまでのこだわりようです。

これをプレゼントされたら、
プロポーズされたも同然?
皆さん心の準備はいかがですか?

途中どのようにアウトプットするか?
発想の迷路にハマってしまって、
随分回り道をしてしまったMさん。
だけど、抜け出せそうな光が見えたときのトキメキは
自分自身が一番感じてると思います。お疲れ様でした。
大崎淳治
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