学校2 | 大崎淳治

大崎淳治

グラフィックデザイナー

先週の課題を説明してから一週間が経過した。

一週間も時間があるからテーマとラフスケッチくらいは

ほぼ出来ているかと思いきや、テーマさえ決まっていないチームもあれば、

テーマは決まっているけど、デザインの物語がまったく見えていない…等。

僕がちょっと注文をつけすぎたのか?

まあ気を取り直して、午前中は各チームの話を聞くことから始めることにした。

課題のテーマを決めること自体が実はこの課題の一番の課題。

自由というのがあんがいむずかしいものです。

テーマそのものをこちらから決めてから演習に入るケースも考えたのだが、

学生達の自由な発想を期待して望みたかったからあえて決めなかった。


これでは来週の発表プレゼンに間に合わないかもしれない不安が…、

とにかくみんなの話を聞きながら、少しずつ僕も含め脳を柔らかくして

あせらず、少しづつ進めていった。

気がつくともう午後の授業の終了時刻がとっくに過ぎていた。

3時間の延長授業になっているではないか。

それでもみんな粘り強く考えに考え、脳がほうわ状態になりながら、

テーマと方向性まではなんとかたどり着いた。

デザインって不思議なもので最後の5分という状態で

デザインの神様が降りてくるんものです。

みんなのがんばりで神様が微笑んでくれたような気がします。

これで来週の月曜日の発表プレゼンが楽しみになってきた。

若さあふれる自由な発想でジャンプしてほしいものです。


来週ここで作品発表できればと思っていますのでこうご期待。