今でも忘れられない支援者をしていた時の出来事


小学校高学年の男の子が成人施設の利用者に

ショートステイに来るのは珍しいことでした


誤解のないようにお伝えしておきたいのですが

私は決してショートステイを利用するのが

悪いことだとは思っていません


むしろ、親が病気をして入院になったり

万が一の時のために利用しておけば、親も子も双方が安心だと思っているくらいです

(もちろん、その理由もどうしてメモに書いて伝えて

実際に見学にも行って利用してみたいとなればですが)


すみません、話がそれてしまいましたが

そのショートステイに来た男の子が

親御さんと離れたくないと

必死にドアが閉まる寸前まで追いかけます


頓服らしき薬を1回飲み

それでもダメかと続けて2回飲み


あーそんな続けて

お母さん違うよ

薬だけ飲んだって意味ないって

誰にそんなこと教わったんですか?

心の中で叫び倒してましたが

親御さんは用事があるようで

急がれていました


なんとかなだめようと一生懸命なお母さんにお父さん

お子さんが落ち着いてから離れようとして

声掛けしたり、薬を飲ませたり

とにかく必死です


その時、もう1人女性職員と対応してましたが

親御さんが去ると男の子は大パニック

ドアを開けろとバシバシ叩かれ、蹴られながら

カームダウンして欲しくても

すぐに居室へ行けそうにない状態で

一緒に殴られながらどうしよう、、、と思っていた時に


通りかかった男性職員がいいから後は任せてと話していたほんの一瞬の隙を見て、飛び出して側道まで走っていった男の子


前には男性職員がついているものの

その先には道路、、、お子さんの命を守らないといけません


もう側道で落ち着いてもらうのを待つ!と判断した

男性職員に任せました


側道からジーッと車をしばらく見ていて

今日は親御さんは戻って来ないと

諦めがついたら気が済んだようでした


書かなくても伝わっているかと思いますが、お子さんは親がもう二度と迎えに来てくれないんじゃないかと不安なんです


でないと、あそこまで泣きじゃくりながら必死に追いかけません


真心のこもった声掛けや薬の服用だけではパニックは改善されず

いかに確実なコミュニケーションが役立つかが分かりますし


男の子には知的障害はなく、自閉症の特性をお持ちだったのですが、言葉は知っていても

声掛けは意味がないことがこの事例からも分かります


あの時、親御さんが声掛けではなく

メモに残しておいてくれたら

男の子は何度もメモを見返して翌日まで

待つことが出来たはずです


パニックの時に声掛けは絶対にNGです

パニックでない時も伝わってないことが多いのに


声掛けやふれあいをと教えてきた支援者は

誰も責任なんてとってくれず

あまりにも残酷過ぎます


私は長男の時に役に立たない情報に振り回されて

もうウンザリしているので

待望のかわいい娘の時まで

療育施設で時間も労力も搾取されるのは

もう勘弁です、、、

財源が皆んなの血税から賄われてますし

私のように為にならないと思っているのに

なんとなくで利用すれば

もったいないですからね

近寄りたくもないと思ってます


おめめどうのお話しを聞いてから私は一生懸命に

巻物カレやコミュメモに書きながら人権について

必死に追究してきました


まだまだ未熟なこともありますが

それでも学校の先生や利用している事業所の方は

休んだには次の日の予定を

必ずポストに届けて下さるようになるように

お願いできるようになりました

(支援者は異なりますが、3人ともです)


これからおめめどうでお話を聞かれる方

聞かれたけれど、アクションには至らなかった方


大切なご家族もしくは利用者の

人権について教えてくれる

最後の人だと思ってください


残念ながら、おめめどう以外では

誰も教えてくれないのが現状です


服薬だけに頼って

精神的にズタボロのままで

預けなきゃいけないなんて

そんなこともうやめましょうよ


事例についてはおめめどうのセミナーや書籍で

沢山の具体的な方法を教えてくれます


学童期なんてメチャクチャ可愛いじゃないですか

長男ライダーは小6や中学生になってからは

一度も一緒に寝たことありません


小5のナイトや小3カールも

小学校、中学年や高学年になり

生意気なこと言うようにもなりましたが

それでも何だかんだで自室で寝る時もあれば

甘えるかのように気が付いたら

私の近くで寝てたりするんですよね


YouTubeで見るような壁に穴があくなんてことありません

巻物カレンダー使いながら

人権侵害しないように努力してきただけです


繰り返しになりますが

面倒くさい、厳しいと感じる方もいるかもしれません


しかし、生ぬるいこと言うその場限りの人とは違います


本当に当事者の障害と向き合うためには

どうすればいいのかを教えてくれる

最後の人だと思って聞いてください