11月10日に悪性リンパ腫のため亡くなった俳優の高倉健さん(享年83)の主演映画『幸福の黄色いハンカチ』(1977年、山田洋次監督)が28日、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」(後9:00)で放送され、平均視聴率15.1%(以下ビデオリサーチ調べ、関東地区)、瞬間最高視聴率19.7%を記録したことがわかった。ランキング


「高倉健さんが出演した映画で、思い出に残っているものは?」というYahoo!ニュースの意識調査でも11月18日から28日までの期間で約17万票の投票があり同作が全体の32%を集めダントツだった。

 

 

 

 

 


同作は、1978年の記念すべき『第1回日本アカデミー賞』作品賞をはじめ、その年の映画賞を独占した日本映画史に残る不朽の名作。ランキング


 


【作品の紹介】

行きずりの若いカップル(武田・桃井)と網走刑務所を出たばかりの中年男(高倉)が、夕張の妻(倍賞)のもとへ行きつくまでの心温まる人間愛あふれるロードムービー。

ラストシーンを飾る満艦飾の黄色いハンカチの壮観さは、この作品のテーマの凝縮された映像として、見ごたえがある。

監督は、日本映画の良心派と言われる山田洋次監督。映画ファンにとっては、この山田監督と“日本の男”を代表する高倉健との初顔合わせは、永年待ち望んでいたものだった。

両氏は、昭和6年生れの同期のためか、お互いに気が合い、大のコーヒー好き(酒はやらない)という点でも一致している。

その他に、倍賞千恵子、桃井かおり、映画初出演の武田鉄矢など当時としては新鮮なキャスティングだった。さらに“寅さん”の渥美清、太宰久雄の出演も大きな話題となった。

また、雪と枯れ野と緑の美しい北海道でのオールロケの撮影も、見どころの一つとなっている。




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