戦後最大の推理作家 松本清張 が鋭い視点で迫った

異色ミステリー小説を初めてドラマ化!


 





テレビ朝日では、2014年1月18(土)、19(日)に『開局55周年記念 松本清張二夜連続ドラマスペシャル』と題して、昭和の二大未解決事件を描いた作品を放送する。



そのうち個人的に興味があるのは、第一夜のきょう放送される松本清張の『三円事件』



あの松本清張が1975(昭和50)年に発表した『小説三億円事件 米国保険会社内調査報告書』が原作。小説=フィクションとはいえ、多くの事実関係は忠実に再現されており、清張ならではの真に迫る作風が大きな話題をよんだ。



その原作を、『点と線』『砂の器』『疑惑』『熱い空気』をはじめ、数々の清張作品を手がけてきたベテラン脚本家・山洋が脚色。



主演は、田村。『十万分の一の偶然』(2012年)など多彩な清張作品に出演している。



 ドラマでは、当時の雰囲気を再現するため、東京、茨城、新潟など各地で大掛かりなロケを敢行。また、68年に起きた“三億円事件”の再現シーンでは、現金輸送車として使用された当時の自動車や、犯人が白バイに改造したバイクを細部まで忠実に再現したという。


 


 



 事件現場である府中刑務所裏の道路は、新潟刑務所の外塀が続く道を使って撮影。その道路に200mにわたるガードレールを制作し設置するなど、68年当時の事件現場に限りなく近い雰囲気を醸し出すことに成功した。





そうしたディテールへのこだわりも秀逸なドラマへの大切なファクターといえる。





 大型ドラマらしい豪華キャストにも目が離せない。武田(田村正和)の日本での調査をサポートする調査員・中岡涼子役に余貴美子、同じく調査員・高原薫役に段田安則。その調査会社の所長・中田を小野武彦が演じている。



また、白バイ警官に扮して現金輸送車を奪った実行犯・浜野健次役をNEWSの祐也、健次の元恋人・小林ユカ役を北乃きい 



 さらに、事件について重要な証言をする青年・杉本三郎に忍成修吾、武田の調査に協力する元刑事・佐竹に光石研、健次の姉・戸田悦子に板谷由夏、その夫・雄一に田中哲司。新聞記者・伊藤に泉谷しげる、雄一が勤務する警備会社社長で雄一の伯父・重光に津川雅彦、“三億円事件”の元捜査本部長・平沼要に橋爪功、そして武田が日本に残してきた母・ヨシコに奈良岡朋子と、実力派俳優たちが名を連ねている。





 ドラマの筋を楽しみながら事件の真相に思いを巡らせるのも良し、ディテールにこだわった映像に目を凝らすのも良し、名優たちの競演などなど、それぞれの楽しみ方ができる大型ドラマといえる。





◇番組サイト 
http://www.tv-asahi.co.jp/sanokuen/

 



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