三越伊勢丹を応援するブログ from Osaka -135ページ目
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キーマンのインタビュー!!

日本ではじめてのダブルネーム百貨店・JR大阪三越伊勢丹!!

(JRを加えたらトリプルネーム?!)


もともと北浜にあった三越の移転計画として出店を練っていたところ、伊勢丹との経営統合を経て情勢は一変!!

「ファッションの梅田阪急に対抗するにはコレしかない!!!」


それで、好調続く実質上の伊勢丹京都店を運営する「ジェイアール西日本伊勢丹」(本社;京都市)を事業主体として、「JR大阪三越伊勢丹」出店に結実したそうです。


「店づくりは伊勢丹主導で文化力の面で三越の伝統を活用する」という大方針のようですが、具体的にどんな店になるのか・・・・あまり多くを語らない大阪出店のキーマン、伊藤達哉氏(ジェイアール西日本伊勢丹専務・大阪店準備室長)の奥深いインタビューを掲載し、内なる闘志とその戦略に迫ってみたいと思います。


――「JR大阪三越伊勢丹」は三越と伊勢丹が経営統合後に出店する初めての店舗になります。三越伊勢丹ホールディングスにとっては、どのような位置づけの店舗なのですか。

 経営統合後の初めてのお店ですので、いままでにないような新しいお店づくりを目指します。地域のお客さまも期待されておられると思いますし、会社にとっても三越日本橋本店、三越銀座店、伊勢丹新宿本店に続く旗艦店として、従来にないようなお店にしたいですね。

――「新しいお店づくり」とは具体的には?

 これまでの百貨店は、婦人服や紳士服などの分け方でお店づくりがなされていると思うのですが、新店は「お客さまにより近づいて」をキーワードにお客さまの声をキチッと拾い上げたかたちで、それをお店づくりに反映していきたい。そのために、現在、グループインタビューやフィールド調査などのマーケティング調査を実施している段階です。

 お客さまの声を分析すると、大阪の方は地域密着型といいますか、地元に根付いておられる方が多いのですね。18歳以上でみると、同居比率が東京よりも高く、大学時代などのグループや仲間との結びつきを重視される方が東京よりも多い、と感じています。ですので、「家族や友人がいっしょに集えるお店づくり」を描いています。

 大阪の方は“ミーハー”で、新しいものを受け入れる土壌がありますので、新店には「大阪発」のようなものを持ってこようと考えていますよ。(伊勢丹が得意な)グローバルファッションと、三越が得意な文化や伝統をベースにした生活や暮らし方に関する商品を、うまく掛け合わせてお店をつくっていきたい。これまでの大阪にはなかったマーチャンダイジングを提案していきたいですね。

――大阪で根強い人気を誇る阪急百貨店を意識してのマーチャンダイジングとなるのですか。

 ファッションといえば大阪では阪急さんが第一人者で、評価を得ておられる。われわれはコンテンツ(=ブランド)として阪急さんにないものを持ってくることもありますが、同じコンテンツを展開するケースもあるでしょう。ただ、「置き方」は変わるでしょうね。

 われわれは、ライフステージは意識しません。お客様の生活の志向や価値観でフロアをつくっていきます。その意味で、たとえばヤングやミセスなどを同じフロアで展開する可能性がありますよ。アメリカやヨーロッパでは、お客さんの価値観を共有化する店舗(売り場)が、実際にあるんですよ。日本では束ねたほうが高効率なので、いままではそのような展開がなかったのですね。

 阪急さんの梅田本店は増改装により8万4000平方メートルになります。大阪三越伊勢丹は5万平方メートルでしかない。量では勝てないので質(=付加価値)を高めていきます。 

■エース級の人材を投入、JRに最大限に甘える

――「伊勢丹新宿本店」や「JR京都伊勢丹」のノウハウも導入するのですか。

 伊勢丹新宿本店で成功した「解放区」や「メンズ館」などのノウハウを生かしていきたいですね。京都も「解放区」などを導入して成功していますから。ただ、新店は単純に「京都の2号店」ではなく、新しい展開をしますよ。

 そもそも、お客さまの特性が地域によって違います。京都は長いお付き合いによる信頼関係をベースにした、いわば「つけの文化」です。大阪は一代で仲良くなれる土地柄の現金文化。「これ、なんぼ?」の世界ですね(笑)。東京は「江戸っ子3代」という言葉があり、言うなれば「クレジット文化」ですね。

――価格といえば、大丸梅田店が低価格を売りにする紳士服専門店を入れました。三越伊勢丹は追随しますか。

 確かに、大阪の方は価格に対して非常にシビアです。価値が価格を上回らないと、お買い上げいただけません。もちろん、価格も意識しますが、一方で付加価値を高めることにも努めます。「量より質」というクオリティー重視です。大丸さんのような展開は、われわれはまったく考えていません。


――京都伊勢丹の07年度の売上高は699億円です。大阪三越伊勢丹の初年度の売上高目標550億円は低いのでは、との見方もありますが。

 京都の場合、(京都駅から離れた)四条に店舗を構える百貨店との戦いでしたが、大阪は(駅前の)ターミナル間での戦いです。本店を構えておられる百貨店もありますから。京都のようになるとは決して考えられない。できないとは思っていませんが、簡単な数字ではない。

――やはり優秀な人材を投入しているのですか。

 大阪店開業準備室はこの4月から40名体制です。20歳から30歳代後半で構成し、バイヤーを中心にエース級を投入していますよ。会社として新しいことに成功するためには、その道の優れた人がいないとなかなか難しいですからね。40名の内訳は、伊勢丹ホールディングスから15名、JRから12名、それと京都伊勢丹から13名です。京都伊勢丹からの人材は現地採用したプロパーの人間で、バイヤーが中心です。京都の開業で採用した人材が育ってきたので、彼らを今回の新店を立ち上げる店づくりのベースにして、同時に次の店舗を立ち上げの際に戦力となる人材を育てていければと考えています。

――大阪では「伊勢丹」の知名度が高いと言えませんが。

 伊勢丹は「東京の地方百貨店」と思っています。大阪ではあくまでチャレンジャーです。私は三重県の出身で、入社した当初は親類縁者から「鈴丹のこと?それとも仁丹?」と揶揄された。それぐらい関西では知名度がなかったのですね。

 では、大阪でどうやって知名度をあげていくかですが、JR西日本と提携していますので、その鉄道ネットワークなどをフルに使わせていただきたいと考えています。11年3月に九州新幹線鹿児島ルートが全線開通(山陽・九州新幹線が新大阪~鹿児島中央間を直通)するので、新幹線に広告を出せば鹿児島まで効果が行き渡ることになります。また、JR大阪駅の乗降者は一日約85万人。こういった方へアピールするなどJR西日本に最大限に甘えて、認知度を高めていきたいですね。

――大阪はキタだけではなく、ミナミや阿倍野で再開発が進み、それぞれの地区で大規模商業施設の構想があります。「大阪・流通戦争」の行方をどう見ていますか。

 正直に言って、オーバーストアだと思いますよ。商業集積だけで30万平方メートル、いまの1.6倍ぐらい増えると思います。一方で、地域の人口は増えていません。ただ、商業集積に魅力を感じて、お客さまが集まってこられるかもしれません。そういう意味で、エリア対エリアの競争になりますね。キタでは北ヤードなどの大型開発が控えていますので、地域としての魅力が高まるのは事実でしょう。


09/04/27 東洋経済より引用

オープン!

皆さま、はじめまして!!


ボクは"isechan"、29歳のオトコです。
関西出身、関西在住のボクにとって、待ち遠しくて仕方がない・・・


そう!


「JR大阪三越伊勢丹」のオープン!!


主戦場のレディスでは、服・雑貨・化粧品など幅広い分野で阪急うめだ本店とぶつかる。阪急本店は「西の伊勢丹」とも言われる西日本のファッションの殿堂!!ここに世界一のファッションデパート「伊勢丹新宿店」で培ったノウハウがどこまで活かされるか!?!?


また、メンズでも・・・日本ではじめて、世界でも例を見ない「オトコの館」を「伊勢丹メンズ館」の名で2003年にスタートさせた歴史と頭脳で、関西のメンズ館として定着しつつある阪急百貨店メンズ館に勝負を挑む!!


ほかにも・・・家庭用品や美術品の充実を外商に強みを持つ三越と共同で図り、大丸心斎橋店・近鉄百貨店阿倍野本店などに流れる大阪の富裕者を惹きつけたり、食品では三越伊勢丹オリジナル商品を充実させ、庶民派を謳い食品に圧倒的な強みを持つ阪神梅田本店を攻める。


同じ大阪駅・梅田地区の阪急・阪神の両百貨店が「阪急阪神百貨店」として合併し、阪神に阪急のノウハウを導入するかたちで統合作業をほぼ終わらせていて、ココを打ち崩せるかが勝敗の決め手となりそうです。


百貨店は構造的な欠陥から、このところ売上不振が続いています。おまけにここ大阪は長期の不況から抜け出せない地域。この状況下で・・・


「東京の百貨店として勝負する」

と宣言したのは・・・


われらが伊藤達哉・ジェイアール西日本伊勢丹専務・大阪店準備室長の言葉です!!


このブログでは、できつつある建物の進捗状況、フロア構成などの情報、大阪駅開発のゆくえをはじめとして、近隣のデパート・ファッションビルの動きもリアルタイムでお伝えしていこうと思います!!

ブログ自体慣れないのでしばらくは見にくいかもしれませんが、どんどん見やすいブログにしていこうと思いますんで、どうぞ応援してやってください。ヨロシクです!!ニコニコ

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