神尾哲男.2017.『がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事』.幻冬舎
がんを遠ざけるには、主食を玄米とする昔の日本食をとるのが一番であり、そのためのちょっとしたコツが、料理人である著者の知識を元にまとめられている本です。
色んな本を読み、がん封じには食べ物と水の影響がとても大きいと私は思っています。野菜と果物を食べ、砂糖、肉、乳、加工食品を減らすようにはしています。ですが、料理人として、それも末期がんを宣告されてから14年も生きている背景には、素人にはわからない、料理をする上で何か注目すべきコツがあるように思いました。例えば、
●食品添加物は摂らないようにする
→添加物まみれの食品を摂ると、腸内細菌の数がガクンと減り、その働きがひどく弱まってしまうことも明らかになっており、つまりそれは免疫力の低下を意味しています。(p.56)
●調味料は良質で上等な「本物」を使う
→いわゆる「まがいもの」が多く、しかも継続的に摂り続けるものなので、体へのリスクはよく考え、少し高くてもケチってはいけない。
●魚や肉は塩でもんで不純物を出す
→余計な水分が肉から染み出てきます。出てきた水分の中に悪いものが含まれています。(p.112)
●甘いものは口にしない
→がんは高糖質の体内環境を好みます。本来私たちの体は、食事で摂った炭水化物が分解された糖だけで十分維持され、余分な甘い糖は不要なのです。砂糖は数ある食品の中で最強の毒です。(p.157)
などです。