食欲が変わったり、歩き方が変わったりと、抗がん剤の強力さには驚かされました。手術翌日や翌々日はその影響をもろに受けました。ですが、手術して3日、4日経つと、次第にその症状も和らいできました。酢の物も食べられるようになり、食欲もかなり回復しました。歩くスピードも徐々に入院前と同じくらいに戻ってきました。
さて、体調が回復すれば、退院が近づいてきます。退院には、血液検査で様々な数値を見て医師が判断します。私の場合、主に血液検査で見るのは、炎症(CRP;C-reactive protein C反応性タンパク)の値や肝臓の機能(ALT;alanine aminotransferase アラニン・アミノトランスフェラーゼ)の値といったところです。この他にも、腎機能(Crea;creatinine クレアチニン)、黄疸(TBil;bilirubin ビリルビン)、白血球(WBC;white blood cell 白血球)などについても見られています。こうした検査項目の数値が、基準値内である、または手術前の水準に戻りつつあると医師から判断された場合、退院し、自宅療養する許可が出ます。
入院して8日目の9月5日、次の日に退院してもよいと医師から言われました。近大はかなり直前に退院の話が出るとは聞いていましたが、本当にそうだったんですね。入院期間が9日で済んだのは、予想よりも短く済んだので良かったです。自宅に帰れるって、ありがたいですね。