最近の沢田研二さんについて、「ジュリーは原発の歌~歌いたいんだよね、、、ジュリーが歌いたい曲と、私達が聞きたい曲が微妙に違うよね、、あせる~」といった声も多いのでしょうが、拙者は沢田研二さんのロッカーとしての素晴らしさは還暦以降にあるのではないかと、、、、
前者の声に応えた秋山大輔著「沢田研二と阿久悠、その時代」の第一章の「沢田研二・阿久悠論」は沢田研二さんの黄金期の話、概ね高評価で、低評価は「全く校正してないのではと思える誤字脱字の多さ、基本的な文章力のなさが残念」(笑)とのことで、、どんな内容かというと
「あなたに今夜はワインをふりかけ」 沢田研二、阿久悠の出会い
「思いきり気障な人生~勝手にしやがれ」への道
「ラム酒入りのオレンジ」 多国籍な歌詞と、立ち位置の葛藤と
「時の過ぎゆくままに」歴史を紡いだ一曲
「カサブランカ・ダンディ」気障に生きる男の苦しみ
「お前のハートは札つきだ」75~77年の快進撃を
「立ちどまるなふりむくな」ケンカ備忘録
「ヤマトより愛をこめて」沢田研二に永遠の愛を
「勝手にしやがれ」金字塔をもう一度
「憎みきれないろくでなし」売上げの狭間で
「きわどい季節」加瀬邦彦さんをもう一度
「お嬢さんお手上げだ」安井かずみさんとジュリーを語ろう
「ダーリング」大野克夫、阿久悠そして沢田研二
「さよならをいう気もない」 永遠の別れと未来の中で
といった曲が取り上げられていて、内容は過去の資料をたっぷり引用している。
特にケンカ備忘録など、昭和の沢田研二という生き方が思い出されて、今よりも黄金期の沢田さんが好きな人はスマイルできる内容となっていましたが、、、
第二章の「アルバム評・コンサート評」に続く、、、