TVドラマ「不惑のスクラム」でのショーケンの死に様をみてマーロン・ブランドの演技を思い出した! | あの頃のショーケンになりたかった! エコケーンの日記

あの頃のショーケンになりたかった! エコケーンの日記

グループ・サウンズやローリング・ストーンズなどのロック、モーニング娘。などのアイドルに昭和プロレス、映画に落語に食べ物や大阪に関することやそのうえお城も好きで、見たり聴いたり、その時に感じたことを書きたい備忘録日記、、、、

土曜日のよる8:15分に放映されているNHKのTVドラマ「不惑のスクラム」、主演は高橋克典であるが、各脇役に毎回スポットをあてた連続ドラマはおもしろく、脚本がいいのか、原作がいいのかまでは知らないが、終了する7話までは見逃せない。

第5話の「トライのある人生」での主役は高橋光臣であったが、第4話の「命のパス」での主役は竹中直人と夏木マリとアニキ(萩原健一さんのことです)だったかなぁ、、、

 

アニキが試合中の事故!でけがをさせた車いすのウメさん(竹中直人)が闘病中のウタさん(萩原健一)に「本当に申し訳なかったです。」と謝ると「うぬぼれてもらっては困る。」と言って、試合中のことなのでやむを得なかったといった話をする。

 アニキは「ウメさんは強いなぁ、泣きたくなることありませんか、私あるんです。夜中一人になると大声を出したくなる。まだ生きたい、もっと生きたい。泣き叫びたくなる。」

 で、ウメさんは「夜中に目が覚めるとほんときついよなぁ。」「ウメさんともう一度ラグビーをしたい、ラグビーはターンオーバーしてからが見せ場」までのシークエンスが竹中直人さんの見せ場。

 

一方、アニキと夫婦役の夏木マリさん、女優としての華を出すこともできるはずなのに、役になりきっていて、第4話の登場シーンは全ていいんだなぁ、これが、、

夏木マリさん、ウィキによれば「東京都生まれで、小学校3年から埼玉県大宮市で育ち」なのが興味深い。 病室では、夫婦の会話があって「こんなときこそラグビー、(ボールを取り上げようとすると)お願いですよ、いじわるしないで。ありがとう、ほんとうにありがとう、いつも思ってる」で、キスしてもいいかでのキスシーン、注意深くきけば、チューと音がきこえて、ここで死ぬのかと思いきや、、、

 

 この後のアニキの台詞「父親の影響でラグビーを始めた、体も弱かったが、一度だけトライした、決めることができた、嬉しかったなぁ」「取引先をだますようなことをした、なんだか急に生きているのが恥ずかしくなってきた。あの頃みたいに誇れる自分に戻りたい。ラガーマンはどんな困難なときでも、ごまかさず正々堂々と立ち向かっていきます。フェアプレイでね。ルールではなく、誓いのようなもんだ。どんな試合でも途中で放り投げたりしない。」その後の病院の屋上での最期のシーン。

 

 アニキはゴッド・ファーザーのマーロン・ブランドを意識して演じていたのではないかと、勝手に想像してしまいました。

 その後の遺書「これからは練習の度、試合の度、私は化けて出る、覚悟しろよ。グランドで会おう。」とかっこいいんですよ。

 TVドラマ「太陽にほえろ」の死のシーンもいいが、人生をまっとうした男の最期のシーンもよかった、、、