7月27日BS-TBS土曜ロードシューで放映された映画「226」をようやく鑑賞。
1989年6月17日に公開された日本映画。副題は「THE FOUR DAYS OF SNOW AND BLOOD」
冒頭、「この作品は古い作品ですので、お聞き苦しい箇所がございますが、ご了承ください。」に思わず笑う。
きっとアニキのセリフが聞き取りにくいとのクレームを予測したからで、そんなに古い作品ではないと思いますよ。
映画はモノクロの事件写真から始まる。
脚本は笠原和夫さんで「仁義なき戦い」と同じだが、配給は松竹富士だけあって、格調高いし、刺殺はあってもカメラは揺れない。音楽は千住明、製作は奥山和由
続いて、決起将校が集まり、ショーケン(萩原健一さん)が「我レ狂力愚力知ラズ」を書いたところから、226事件が実行にうつされるが、それにしてもアニキの字は将校らしくない(笑)
そして、時計の針が午前零時を指した瞬間、226のタイトルが!昭和11年(1936年)2月26日から4日間の事件が描かれるが、今市太子橋。
不正をただすために、陛下に訴えるために、決起する、その志は立派なのですが、戦略が稚拙なので、あっという間に悲劇が訪れる。
ちなみに、決起将校について
大尉クラスでは、野中隊(500名)萩原健一、妻が名取裕子
安藤隊(204名):三浦友和、妻が南果歩
河野隊(8名)本木雅弘
香田清貞役の勝野洋、妻が賀来千香子
中尉クラスでは、栗原隊(280名)佐野史郎
中橋隊(130名)うじきつよし
丹生隊(170名)宅麻伸、妻が有森也実
坂井隊(210名)加藤昌也、妻が藤谷美和子
田中隊(14名)関口誠人、妻が安田成美
少尉クラスでは、鶴見辰吾、石橋保、今井雅之
他に元一等主計の磯部浅一役の竹中直人、、
隊のリーダーがアジる時に、隊の人数が字幕に出てくるので、チェックしましたね(笑)1500名弱の軍隊が、革命をおこせたかもしれなかったのですよぉぉぉぉ
敗戦が確定的となってくると、妻との幸せなシーンが思い入れたっぷりと描かれても、なんだかなぁ、、、
この映画、五社英雄監督作品なのですが、ショーケン曰く、撮影中に監督は喉頭がんだったらしく、ちょうどその時期にブラック・レインのオファーを断っていたらしい。
いやぁ、まいったなぁ、、、、