親愛なるマリヤへ

 

1ねん1くみ子どもの詩の本

 

わたし

お母さんになったら

 

お母さん      あおき さち(二年)

 

学校から

たなばたをもってかえったら

お母さんは

しんどくてねていました

それでもたなばたを見て

「 あとで ねがいごとをかこうね 」

といった

みんながかえってくると

おきだしてきてしょくじをつくったよ

お母さんはびょうきでも

ゆっくりねられなくてかわいそう

わたしは心の中で

「 ありがとう 」

といった

でも

いっつもはお母さんに

はんたいのことばっかり

いってしまう

たんざくに

『 お母さんのびょうきが

なおりますように 』

とかいた

 

鹿島和夫●編

発行:理論社

P.54~55掲載