親愛なるマリヤへ
君の薄いくちびるに
そっと手を触れる
僕は幸福(しあわせ)を感じる
君の笑顔に寄り添いながら
君のくちびるは
美しい絵画のようだった
無言で僕に語りかけてくる
その優しい口元で
そんな君に
僕はキスをする
世界中で僕が一番幸福(しあわせ)
他の誰よりも
僕は君にいたずらをした
アヒルくちびるになった
そんな君が可愛くて
そんな君が愛おしくて
君の全てが好きだった
素顔の君も
怒った君も
みんなみんな好きだった
きみのくちびるは
僕の情熱に火をつける
光り輝く太陽のように
いつまでも
永遠に