片思いの君へ

あれはどこだったろうか?

展示された詩を介して

偶然出逢った

君と

 

君の詩は他の誰よりも美しかった

詩は決してうまいとは言えないが

伝わってくるのだ

 

純粋な心が

ありのままの自分を

表現している

その文章が

湖面に光り輝く波のように

僕は感じた

 

車椅子の君は

展示された僕の詩の前で

そっとつぶやいた

コスモスのお花畑に行きたいと

 

簡単には言葉に出せなかったが

僕の気持ちは

君の気持と重なっていた

 

まだ季節は5月と言うのに

君の笑顔とコスモスのお花畑が

僕にははっきり見えた