久しぶりの更新です。

一つ前のブログのときは、ちょっと気分がふさぎこむ話があって、宇野千代等の「たいがい婆さん」本に頼っていました。

森茉莉を勧めてくれた友人とメールをしていて、「他に『困ったばあさん』シリーズの候補はないか」と聞かれましたが、いまのところありません。


昨年、仕事関係以外の本を50冊読むという、すごく低い目標を掲げましたが、実際に数えてみたら33冊でした。。。。石井好子とか高山なおみとか、料理エッセイが多いです(あと、育児本も)。今年は、もっとわくわくするような小説を読みたい。


年だなあ~と思う症状が出てきました。

・左足の中指と薬指がいたくて、整形外科で靴の中敷きを作った。元気な60代後半くらいの整形外科医に「若い兄ちゃんは、先のとがった靴はいているやろ、おっさんが履いてないのは、年取ったら足が平たくなって、履けなくなるねん。僕も痛くなって中敷き作ったで」と勧めらた。

整形外科医が、総じて明るくおかしみがあるのは、どうしてだろう?

・ドライアイでカスタマイズ・ハードコンタクトを作った。

けれど、眼鏡のほうが楽なので、週に半分くらいは眼鏡を愛用しています。



そんなわけで、身体第一だな、と思うこの頃です。





最近、同期4人(男2、女2)でランチをしました。

修習のころから海外旅行にいったり定期的にご飯を食べたりしている友人です。


一人が映画の話をしていて、暑いし変な事件も多いし、見て落ち込むような映画は見たくないというようなことを言いました。

私も同感で、本を買うにも、読んだら「考え込むだろうな」と思うようなものには手が伸びません。

年でしょうか。日常がばたばたしているからでしょうか。。。経験していない事象は、本で読むだけでも、ちょっとご勘弁、という気持ちなのです。


映画の話をしていた友人が、「宇野千代の『生きて行く私』を読み返して、それから森茉莉も読んだ。やっぱり、二人とも’たいがい’だ」と言っていました。


それで私も、『生きて行く私』を本箱から引っ張り出して読んだのですが、、、、「確かに’たいがい’。

だけど、生き方としてはすごく幸せかも」と思いました。


宇野千代なんて、一定の年齢以上でないと知らないかもしれません。読み始めると、最初は引きますが

『生きて行く私』は書かれた時点で、宇野千代は80代半ばですから、どんなことやっても、「長生きすれば、みな正解だな」と納得してしまう説得力があります。


夏の終わりに、少し元気をもらうために、昭和の’たいがい’な人の本を読むのは、いいかもしれません。





2012年の本屋大賞に三浦しをんの「舟を編む」が選ばれたそうです。

まさに、いま、通勤バッグで持ち歩いている本です(今年、何冊目の本かは、まだいうまい。。。。)。

ちょっと、うれしい。


三浦しをんは、エッセイから読み始めて、「当分、退屈しない作家に出会った♪」と一時はまりました。

小説もうまいけれど、エッセイのオタクぶりは笑えます。

文楽好きも、実は私も、で、「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」の主人公長右衛門が14歳の隣の

娘と心中する話に、この主人公の男のどこがよいのか、、、、というくだりで、「なんだか、セックスがうまそうなのだ!」と断じていて、大いに笑いました。

マニアックな話になりましたが、落語の「胴乱の幸助」の元ネタになっている話です(もっと、マニアックか。。。)。


「舟を編む」は、出版社の辞書出版部の話。

出版業界を描いた小説では、東野圭吾の「歪笑小説」も、電車の中で声を出して笑いそうになりました。軽いエンターテイメント。


あと、もう終わってしまったけれど、草間弥生の「永遠の永遠の永遠」展。

終わる1週間前に行きました。精神病院で生活をしながら、84歳でも衰えぬ制作意欲。

パワフルでした。子供づれだったので、もう一度ゆっくり見に行こうかと思っていましたが、いけず。

各地を回るようですが、いつかまた見たいと思っています。