8月14日大阪ハリケーンから新入場曲で出ます。
今までいろいろ変えてきたんですけど、これからずっと現役中はこの曲でいくことになります!
曲を作ってくれたのはミュージシャンの續木 慎吾さんです。
そしてボーカルはなんと、うちの兄貴です。
冗談じゃないんです。
思い起こせば19年前。高校一年生の冬に私はプロレスラーを目指しました。二つ上の兄貴がいるんですが、兄はバンドを組んでてミュージシャンを目指してたんですね-。
その頃、二人で交わした約束というのが、私がプロレスラーとしてデビューしたら兄の曲で出る、というものでした。
それから月日が流れ、兄のバンドは東京へ進出します。
そして、その時兄と一緒に東京へ行ったギタリストこそ若き日の續木 慎吾さんなんです。
兄と續木さんは高校の同級生なんですね。そういえば福田ユタカさんもクラスメイトです。どうでもいいですか?
ちなみに一学年下にはタレントの本上まなみさんがいます。たぶんです。
まあ、そんなこんなでさらに月日が流れ、私はプロレスラーになりました。
兄はその頃、京都にいました。そうです。今のお店「んまい」です。
この頃、私は兄になかなか会いに行きたがりませんでした。
だって、私達には約束があったはずでしたから。
(オレはその理由すら聞いてない)
そんな風に思ってました。若かったんですね。
そうこうしてるうちに京都で自主興行をやることになりました。七年前です。
この時兄は、若く頑なな私のためにひたすらチケットを売り捌くのでした。
今までプロレスやってて、いろんな人にお世話になりました。いろんな人にチケットを買ってもらったり売ってもらったり。
身内びいきで言うんじゃないですが、私は兄ほどチケットを売る人を他に知りません。
チケットを売る数はその人の信用の大きさと比例すると私は思います。
お金持ちならチケットは買えるし、人にあげたりできます。でも、「売る」ということはそれ以上に難しい事だと思っています。
この七年間、七回の自主興行で兄という人間がどれだけの人と信頼関係を築いているか、信用を勝ち取ってきたか、はっきりいって思い知っています。
そんなこともあり、若い頃の約束なんてすっかり頭にありませんでした。
さて、續木さんですが兄が脱退した後も活動を続け、すごい人になってしまっていました。ツアーで大阪に来た時に一度見に行ったことがあります。
京都の兄の家で一緒にテレビゲームをしたこともありましたね-私との接点はそんなもんです。後、高校時代に續木さんが遊びにくると、ギターの音が非常にうるさくて嫌でした。
さて、正規軍に戻った私は新しい入場曲をあまり気にいってませんでした。なんかいいのない?と兄に聞いたのが全ての発端。
慎吾に頼む?と兄が言い出したんですが、さすがにプロはお金がかかるやろと反論。
ところが、作ってくれることになったんです。しかもボーカルは兄で!
これはハリケーン一ヶ月くらい前の話です。
そして今、兄から電話が。
今、録音が終わったと。あとはミキシング?というのをしてギリギリ間に合うらしいです。
私もまだ聞いてないんですが、續木さんの曲だしすっごい楽しみにしてます!!!
それにしても、高槻の山のほうの団地の中の四畳半の部屋の中で交わされた約束が、19年後に叶うとは。。。。。。
人生っておもしろいなあ!!
續木さん、ありがとうございます!!!
8月14日、大阪ハリケーンに聴きにきてね!